Case Study

グローバル

日本ならではの映像を生み出す。 海外コンテンツにも負けない、ドキュメンタリー映像アワード

2019/11/19(火)

アワード

主催:ディスカバリー・ジャパン株式会社 企画・運営:株式会社ロフトワーク

  

世界220以上の国・地域で配信されている世界最大級のネットワークメディア「ディスカバリーチャンネル」。海外番組が多い「ディスカバリーチャンネル」ですが、日本ならではの付加価値の高いコンテンツを世界へ発信するため、国内でもオリジナル番組制作を積極的に推進しています。今回、「ディスカバリーチャンネル」としての軸を保ちつつ、「日本独自で、これまでとは少し違った番組にチャレンジし、世界に発信したい。」というオーダーを受けたロフトワークは、共創プラットフォームAWRDを活用し、日本独自コンテンツとしての特性や可能性の広がりを狙い、人にフォーカスした映像作品を募集する提案を行いました。それが、「ディスカバ流(る)アワード」です。

・プロジェクト期間:2018/12〜2019/3 (約4ヶ月間)

・受賞予定作品数/応募作品点数:3点/21点

主な成果

受賞3作品は、賞金授与のほか、ディスカバリーチャンネルの放映、ディスカバリーチャンネル公式Youtubeチャンネルでも公開

プロジェクトページへ

「ディスカバ流アワード」始動! 発見!となりのサピエンス by ディスカバリーチャンネル

受賞作品

作品は、21点が集まりました。その中から、激戦を勝ち抜いた3作品が受賞作品として選ばれました。

グランプリ

Title:「至高の紙を求めて -紙破り演奏家福井周一の挑戦-」 Creator:有馬俊


準グランプリ

Title:「パイコツ」 Creator:松井コーヘー

特別賞

Title:「彼の場合」 Creator:小林ガーナ

審査員

「ディスカバ流(る)アワード」アワードを広く認知させ、参加者のモチベーションに繋がるための施策として、審査員は映像のプロであるディスカバリーチャンネルチームに加え、Webメディア「オモコロ」の編集長に参加を依頼。審査員のほか、作品制作段階でフィードバックを行うというアドバイザーとしての役目も担っていただきました。

クライアントの課題と背景

ディスカバリーチャンネルといえば、知られざる動物の生態を伝えるドキュメンタリーや、学校で学ばなかった歴史映像など、海外を中心としたコンテンツを思い浮かべる人も多いかもしれません。

一方で、今の時代のエンターテインメントはマルチスクリーンで対話型、いろいろな意味で距離感の近いコンテンツの必要性を感じていました。

そこで今回、日本で独自の視点で物事に面白さを感じ、行動を起こしたり、発信したりしている、ちょっと変わった「人」に着目し、その人を「発見する」ことをコアコンセプトとしました。作品はAWRDのプラットフォームを活用し、広く募集することにより、誰もが知っているような有名人ではなく、まだ世に出ていない、身近に存在している超人や奇人を発見し、ドキュメンタリー作品を撮ることにフォーカスしました。こうして日本独自のコンテンツをつくる映像プロジェクトはスタートしました。

なぜアワードを選択したのか

ロフトワークは、AWRDやFabCafeなどを通じた、4万人を超える世界のクリエイターネットワークを持っています。アワードを採用することは、そのネットワークを活用し、優れたクリエイティビティを多く集めて表彰する「仕組み」としての機能だけではなく、「価値の発見」「価値の検証」「コンテンツ開発」「ブランディング・PR」など、さまざまな場面で効果を発揮すると考えたためです。これまで数々のオリジナルなアワードを開催してきた実績のもと、さまざまなクリエイターを巻き込みながら映像作品を募集するかたちでアワードを実施しました。

プロジェクトで行ったこと

VI、募集、審査、授賞式までをワンストップで

アワードのタイトル決定:

タイトルには、日本人ファンがディスカバリーチャンネルを見た時にSNSで使用する「ディスカバる」というハッシュタグを語源に、「発見すること」と「ディスカバリー流(のアワード)」を組み合わせて「ディスカバ流(る)アワード」とネーミングしました。

VI・コンセプトの策定

単純な映像アワードではなく「発見すること」に重きを置いていることを視覚的に、かつ日本的に表現するため漫画テイストのデザインが特徴的な「師岡とおる氏」にビジュアルのデザインを依頼。昨今、日本の昭和のアニメのリバイバルが増えていることにも結びつけ、「日本独自のコンテンツアワード」そして「いままでのディスカバリーと違う」というアワードイメージを表現しました。


応募しやすいプラットフォーム:

AWRDのプラットフォームを活用。既存の登録クリエイターへもメルマガ配信などにより、応募を募りました。


授賞式の設計:

会場構成のみならず、ケータリングやトロフィーまで、テーマに沿ったをデザインを行いました。

   

プロセス

アンバサダー制度を取り入れた、アドバイザリーを取り入れたこと

アワードをどう成功に導いたのか

放映に向けた映像クオリティへ

今回のプロジェクトのゴールは、ディスカバリーチャンネルでの放映でした。そのため、応募作品には「放映に向けた映像クオリティ」が必須で求められました。そこで以下の施策を行うことで映像の品質管理を行いました。

チーム応募の推奨

自薦応募者には自撮りではなく、カメラマンとチームを組んでの応募を推奨し、優れた技やアイデアを持った自薦応募者の映像品質が低いことで審査対象とならないのを防ぐような設計としました。結果として映像品質管理に加えて、美術作家やパフォーマーからの応募が増え、アワードの枠組みを大きく広げることができました。

アドバイザー制度の採用

作品の品質管理の重要なプロセスとなったのが、アドバイザー制度です。1次審査を通過した応募者に対し、2次応募までの期間中にアドバイザーとマンツーマン体制で、ディスカバ流アワードが求める映像作品に向けてブラッシュアップを行いました。このプロセスにより、ディスカバリーチャンネル番組での放送という共通したゴールに向けて、求める「面白さ」と「映像品質」がブラッシュアップされ、2次応募では多数の優れた映像作品が集まりました。

アドバイザーやアンバサダーによるPR活動

アワードを広く認知させるための施策として、映像作家やYoutuber、現代アーティストなどに「アンバサダー」としてアワード参加を依頼。応募者として実際に参加しながら、アワードを盛り上げていただきました。

外部メディアとのタイアップによるPR

アワードを広く認知させるための2つ目の施策として、クリエイティブマガジン「BAUS(バウス)」でのタイアップ記事を制作。アドバイザーとアンバサダーのインタビュー記事を掲載。アワードの盛り上げと募集獲得に向けてのPR施策を行いました。

URL:https://baus.jp/magazine/story/7419

受賞後は、ディスカバリーチャンネルでの放映

アワード終了後は、賞金授与のほか、ディスカバリーチャンネルの放映、ディスカバリーチャンネル公式Youtubeチャンネルを通して世界中に配信されました。

アワードを通して、映像クリエイターに向けてアウトプットの場を提供することができたのは、このプロジェクトならでは。世の中に溢れるクリエイティビティをハイライトするきっかけとなるプロジェクトとなりました。

「ディスカバ流AWRD 発見!となりのサピエンス」Webサイトへ

「ディスカバ流アワード」始動! 発見!となりのサピエンス by ディスカバリーチャンネル

お問い合わせ・ご相談

awrd@loftwork.com

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