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オートバイと女性の美を‥‥2

オートバイと女性の美を‥‥2
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車でもモーターサイクルにしても、ぼくは小排気量が好きだ。
小さくて、軽くて、デコレーションの少ないものが好き。
オートバイは250ccもあれば十分でしょう。
以前ファンティックのレゴラリータという、エンヂューロマシンを持っていた。それは125cc の2サイクルエンジンだった。
エンジンは回転を上げないと自転車より馬力がないと思えるほどだった。
板橋で購入して家まで川越街道を帰る。えらい高い金を出したのにちっとも走らないなじゃないか!って舌うちをして、次の信号で青になったので、アクセルをぐっと回した。ヒ〜〜〜ンってエンジンは高回転をして、フロントが何十センチか浮き上がってウイリーをしたまま交差点を過ぎた。
何てやつだ。そんなことならあらかじめ言っててよ!
今日、描いたのは何ていうマシーンだろう。
やたらと細い。美しい。
レースマシンだから、ウインカーもない。
H型アルミリムに、バックステップ、ドロップハンドル。
排気量はせいぜい125cc、いや50ccかもしれない。
マシーンにべったり寝そべって、カーブの出口を見て右左に体重を移動する。
ぼくにはそんなライディングは出来っこないじゃない。
夢想するだけ。

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