CREATIVES

  • 459

忘れものの詩

ぼくは
黙っていた

いつか 輝いていた
もの達の 残骸が

流れてくる
溜まり場で

醗酵と 風化を
重ねた

笑う必要も 怒る必要も
無くなると

やがて ぼくらは
ただの 愛となって

きみの 上に
降り注ぐようになった

前へ