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家に象を飼う
ある日、ごきげんになって家路についた。
象の皺についてその頃考えていて、帰路の電車内でその皺をイメージして描き続けていた。
家に帰ると、女房は家出していていなかったので、またウイスキーを飲み、襖を見遣ると描くべき象の象がもうすでに見えていた。
木炭を取り出し、一気に描き上げた。
写真は襖4枚の頭の部分。子象ぐらいだったら実物大になるかな?。
家出して帰ってきた女房は、こいつに踏まれていまだに現れない。
【一沈】
象の皺についてその頃考えていて、帰路の電車内でその皺をイメージして描き続けていた。
家に帰ると、女房は家出していていなかったので、またウイスキーを飲み、襖を見遣ると描くべき象の象がもうすでに見えていた。
木炭を取り出し、一気に描き上げた。
写真は襖4枚の頭の部分。子象ぐらいだったら実物大になるかな?。
家出して帰ってきた女房は、こいつに踏まれていまだに現れない。
【一沈】
