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無限大に広がる脳

これからは、「個」の時代であると思います。

今までは、神、族、階級、国家、そういったものがあったわけです。
自分が指針をたてなくとも、誰かがそれをたててくれて、それに従えばよかったのです。
しかし、そうなると、いろんな独裁がうまれたり、不公平がうまれてゆきいろんな歪みが出てくる。

現在は、政治においても議会制民主主義という制度がとられ、1人一票という平等が実現されている。
個人主義の時代であるといわれている。

しかし、それぞれがしっかりとした指針を持てているのだろうか。
なかなか、もてず、何をどうしたらよいかわからない。

日本なんてとくに、戦後指針を失ってしまってから、人生においての
人間特有の思考というものが失われてしまっているのではないでしょうか?

少し、色々考えると考えすぎであるといわれたり、うつ病になる人も続出しています。
そして、人間関係がとても希薄になってしまう。
揉め事が起こったときに、それについてお互いが自分の考えを述べ、お互いが納得いくまで話し合い、
歩み寄ろうとするのではなく、距離を置いて、自然とはなれていく、あくまでも揉め事は少なくするのが
無難であるというそんな流れができているような気がします。

人が地球に誕生して、何のために生きているのでしょうか?
義務教育を受け、それなりの職につき、家族をもうけ、家を買い、年をとっていく、ただそれだけの流れに人は満足するのだろうか?

そんなときに、みんなが求めだしたものが、「自己啓発書」の類のような気がします。
一人ひとりが目標や夢を掲げ、そこにむけて前進していく。
自分を向上させる、本屋にいけば、「自己啓発」の本が占める範囲が広くなっていっていると思います。

追求するもの、それは外部にあるのではない。
誰かによりかかるのではなく、確固たる自分を持ち、追求し続ける。
全ての人間が類まれなる才能を持ち、生まれてきてると私は思います。

そして、一人ひとりが心から満足できる社会に、自分たちの手で創りあげていく必要があるし、それが可能であると思います。

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