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ある劇作家の部屋

彼はこう思っていた。

演劇の舞台は華やかだけど脚本を書くのは地道で孤独
役者は人前で輝いている僕はそんな光の影でしかない
そりゃあ舞台を成功させるにはもちろん影だって大事だけど!
そのうち彼は部屋に舞台を作ってしまったのだった

舞台の真ん中でスポットライトを浴びながら彼は脚本を書き続ける

それは『劇作家』というタイトルの長い長い劇だった

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