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赤い朝顔(新古今1918)

清水観音に祈る女と歌を詠む観音のイメージ

新古今和歌集 巻第廿 釈教歌
「なにか思ふ 何とか嘆く 世の中は ただあさがほの 花の上の露」という、清水の観音が詠んだという歌から。
「どうしてそんなことで嘆いているの」ではなく「そんなに嘆かなくていいんだよ」と言ってくれているように包み込む朝顔。あきらめるのではなく、嘆き過ぎず、元気をだして前に進んで欲しいと涙をぬぐう。

マゼンダのインクだけで着色。全く同じ線画のシアンバージョンと比べて、今にも崩れそうな、かよわい感じの女の子になったと思います。同じ線画なのに…何故でしょう… 色のイメージ??でしょうか…;;

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