グループ展「巧術」のための新作
シリーズ「KWAIDAN」
2013年 85×32cm
「逢魔が時」 おうまがとき 沙羅木とリス猿の骨格
逢魔が時とは夕暮れ時を言う。
日が沈み始め、だんだんと暗くなっていく世界では景色の変換が起こる。
明るい日差しの下では美しく見えていた花に影が差し、シルエットとなった時そこには何か違うものが潜みはじめる。
昼の姿と夜の姿、真実はどちらにあるのか…
描いている「沙羅木」の学名は「pseudo camellia(プセウドカメリア)」とあり「にせのツバキ」という意味。