ヤマザキヤマト、音楽呪術師

ヤマザキヤマト、音楽呪術師

2000年だよね、彼とあったのは。その時も各地を巡業して、予定の時間を大幅に遅れて、山中湖でやっていた「人生いろいろ、下心」の会場に駆けつけてくれた。
「疲れているでしょう、今日は休んで、明日にでも‥‥‥」彼に言ったけどやってくれた。
ビリンバウというブラジルの楽器、トーキングドラム、そしてジャンベ。
どれもが当時珍しい楽器だった。
歌い出すと、にこやかな表情は一変して、ジャンベの音に負けない鋭い声を発した。
ああ、これは吟遊詩人だ、いや歌う呪術師だと思った。
オリジナルの歌。彼の精神が空中を突き抜ける。

いまも全国旅して全国に確実な支持者を得ている。
メジャーに頼らず、自分で聴く人を開拓する。
新しい時代の、もっとも素朴な方式の音楽家だ。

https://www.youtube.com/watch?v=ezUXCsKktfI

新しい楽器でHangというUFOのような楽器で、魅せる。
スチールドラムのような音がする。メロディを奏でる打楽器。その名手でもある。