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松枝垂れる

松枝垂れる
松を再び描き始めている。
この前は墨でダイレクトに描いたが、今回は鉛筆で探ってみる。
松の枝は持ち上がる枝は少ない。平か、垂れているのがよく見られる。
その風情も中々良いものだ。
垂れる枝の細い中に、意識があるのが解る。
垂れていながら、垂れるに任せず途中から上向きになろうと足掻いている。
ただの細い枝振りかと思うと、微妙に太い細いが在って、急に曲がるポイントにはなんとか別の方向を向こうとする意識溜まりがある。
心を持たないと思われる植物。さっさと移動が出来ないだけに耐えに耐えた意気地が厳然として在る。
*ざらばん紙に鉛筆

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