私は、CGといっても最近の人間そっくりな高度なCGキャラクタなどは作れない。また、目指している方向でもない。 ここ数年,人々の心のカタチを造形にする作品を手がけてきた。小学生の粘土細工のように、形もどんどん削ぎ落とされて、どんどん難しくなってくる。 それに伴い,できてくる作品は,知らない間に2つの方向性が現れてくることになった。
あたたかい面と醜悪な面、この相反するようなことが複雑に交錯しながら、いろんな形に昇華していっている。
悲しすぎる人たちの一方で,そう人間も捨てたもんじゃないという出来事も見ることができる今の時代だから、こういうものが出来上がったのではと思う。
しかし,改めて自分の作ったものをこうやって他人事のように見てしまうと、実は自分の内面をむしりだしているということに気づいて、愕然としてしまった。
人間の持っている２面性と葛藤しながら、はたして人の心を動かすことのできる作品ができるのであろうか？
活動
Awards
略歴
1994/01 日本ＣＧグランプリ'９４ 一般静止画部門 優秀賞
1996/01 '９６ プリンツ21グランプリ展 入選
1997/01 '９７ プリンツ21グランプリ展 小品部門グランプリ
1997/01 兵庫県立近代美術館 '９７ 県展 佳作
1997/12 神戸三宮にて作品展”軌／２ Ｏｒｂｉｔ展”開催
1998/01 ペッパーズギャラリー Contenporary Primitive展（東京･渋谷)参加
1999/01 第３回インターネット国際アート／フォトコンテスト 佳作
2001/01 自費作品集”Mind+Sculpture"発刊
2001/01 Kotapress KotaGold Award August 2001 issue
言語
日本語
