プログラム参加者の声
ComoNeでは、7月からねのねプログラム1期生が活動しています。
活動してみて、どんな変化があったのでしょう?一部をご紹介します。
森愛理さん(糖鎖を教科書に載せるぞ!プロジェクト)

STORY
ねのねプログラムには、研究を一般の人にもアウトリーチできると思って応募しました。
実際に活動してみると、「糖鎖の形が可愛い」と言われてびっくりしたり、ComoNeの中で会った学校教員の方とやりとりをして外部でワークショップを行うお話をもらったり、一般の方とコミュニケーションが取れるからこそ、改めて私たちの研究する「糖鎖」の魅力に気付けたり、魅力を広める機会を得ることができています。
同じ時期に活動する1期生や、事務局の皆さんとのコミュニケーションが取りやすく、迷っても誰かと話しながら進められることも魅力です。
ABOUT PROJECT
ヌクレオチドの”鎖”/DNA・アミノ酸の”鎖”/タンパク質と並んで、中学校理科/高校生物の教科書に載るぐらい、糖の”鎖”である糖鎖が私たちにとって大切な生命の鎖であることを知ってもらいたい。 私たちの身体には3つの重要な生命鎖、ヌクレオチドの鎖「DNA」、アミノ酸の鎖「タンパク質」、糖の鎖「糖鎖」が存在します。しかし「糖鎖」は他の鎖に比べて、研究も進んでおらず、世間における知名度も圧倒的に低い状況です。しかし糖鎖は私たちのからだ・生活・環境に大きく関与しており、糖鎖研究者はなんとかその重要性をみなさんに知ってもらいたいといつも考えています。
第一の生命鎖「DNA」、第二の生命鎖「タンパク質」は中学校・高校の教科書に掲載されており、ほとんどの方が知っています。これらは『すべての生物に共通した基本的な機能や普遍的な特性』であり、『現代生物学の基盤』であり、『日常生活や社会と関連』しています(※)。しかし実は知られていないだけで、糖鎖もそうなのです。その事実を、教科書を作る編集者や教育に携わる人たち、あるいは世間の人々はほとんど知りません。私たちは第三の生命鎖である「糖鎖」を知ってもらうために、”教科書に載るかどうか”の大きな壁を乗り越える必要があると考えています。
教科書に載るぐらい、人々の常識になるように。そんな大きな夢への一歩として、まずは多くの人に糖鎖の存在を知ってもらいたいと考えています。
※ 文部科学省 【理科編_理数編】高等学校学習指導要領解説 (平成30年告示) 解説 より一部引用
東海中高ロボット班プロジェクト

STORY
学校で活動したり、世界大会に出たりしている中で、他の人の技術に触れたり、3DプリンターなどのFAB機器を使用してよりロボットをアップデートしたりしたくなる機会が増えてきました。
ねのねプログラムで活動できることで、これまで使用のハードルが高かった3Dプリンターやレーザーカッターを使い、さらにロボットをアップデートできるのが嬉しいです。
ComoNeにいると、展示の最中に声をかけてくれた研究室の先生と繋がったり、学生さんとコミュニケーションを取れたり、人と繋がる機会が多くて驚いています。多くの人に活動を知ってもらえたら嬉しいです。
ABOUT PROJECT
僕たちは、普通科の中高に通うロボコンチームです。 レゴを使ったロボット開発を通して、世界大会という舞台に挑戦しています。
今回、ねのねプログラムに参加することで、次のような「チャレンジ」に取り組みます。
1.世界大会に向けたロボットの開発
2.FAB機器を活用した高度な機構・設計への挑戦
3.訪れる人々との交流によりロボコンの楽しさを伝える
4.チームとしての発信力を広げる試み
チャレンジする理由は以下の通りです。
1.これまで表に出ることの少なかった「東海中高ロボコンチーム」の活動をさらに多くの人に知ってもらいたい
2.FAB施設や機器によって、今までにない制作環境を得て、ロボットの可能性を広げたい
3.研究者、来場者、ロボット好きな子どもたちとの出会いが、新たな刺激と学びになると信じているから
4.ロボットを通じた文化交流や、挑戦する楽しさを分かち合いたい
5.ComoNeでの挑戦を通して、僕たちのロボットがどんな成長を遂げるのか試してみたい
▼TOKAI SNSはこちら
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辻󠄀將成さん(身体・踊りの行方、そして今。)

STORY
はじめは、自分の外部の活動をここでも広めようかなと思っていました。
でも、ComoNeは来てみると本当に色々な人がいました。ここに来る時はいつも人間観察をしています。
せっかくComoNeに来るなら、ComoNeの中でしかできないことがしたい。今はComoNeに来る人を観察したり、ComoNeに来た人とともに、社会や、人と人とのつながりを問うたりしながら、この場でできるコトづくりに取り組んでいます。
ABOUT PROJECT
身体という媒介を通して、他者と、自分と、そして社会との関係をもう一度問うことへのチャレンジ。
人と人の距離は、常に変化し続けるものだと思います。だけど私たちは、知らず知らずのうちに“正しい関係”や“適切な距離”に縛られている。だからこそ、身体を使ってその固定観念をほぐし、問い直すことにチャレンジしています。正解がないからこそ、一緒に試してみたいのです。