毎日つかいたくなるFUROSHIKIデザイン、求む
Less is more な日本人の知恵が凝縮されているアイテム、「風呂敷」。
ただの真四角の布であるがゆえに、その使い道は無限大です。贈り物やおみやげをつつんで持ち運ぶのはもちろん、取っ手をつけてバッグにしたり、マルチカバーやティッシュボックスカバーにするなど、普段使いにする人も増えています。
「日本的」「伝統的」というイメージが強い風呂敷ですが、そのシンプルさや便利さに注目すれば、もっと世界の人々が使いたくなるのでは? よりポップなデザイン、クールなデザインのFUROSHIKIがあれば、みんなが普段から使いたくなるのでは?
PLAYFUL FUROSHIKI Project では、そんな視点からうまれる自由な風呂敷のデザインを世界から集めて、デジタルものづくりカフェ・FabCafe Tokyo で展示します!
FUROSHIKIについて
風呂敷は、江戸時代に人々が銭湯に行くとき、衣類や入浴道具を包んで持っていったことで広がったもの。
その起源は室町時代に遡るとも言われています。
その魅力は、どんなモノでも包めてしまうフレキシブルさと色鮮やかなグラフィック。海外から日本を訪れる人々の多くがおみやげとして持ち帰るほど大人気です。海外のブランドが、エコなラッピングとして包装に使ったこともあります。
形
シンプルな正方形の布です。お弁当などを包む小さいものは50cm程度、衣類や道具などを運ぶ大きなものだと100〜105cmくらいが主流です。
素材
薄くて丈夫な布を使用します。伝統的な素材としては、おもに綿と絹を使用しています。現代は、レーヨンやポリエステル、アセテートなど、様々な素材があります。
FUROSHIKIの使いかた
1. 衣類、雑貨を包んで運ぶ
古くから衣類を包むのに使用されています。最近では、バッグのかたちにして買い物用のエコバッグにする人も増えています。
2. ギフトやおみやげをつつむ
日本では、お歳暮などのギフトやお土産を包むのに使用されることが多いです。エコなラッピングとして注目している有名ショップも。
3. インテリアをつつむ
ティッシュボックスケースや、棚や籠など荷物の目隠しに使うマルチカバーなど、インテリアをいろどるアイテムとしても使われています。
PLAYFUL FUROSHIKI Project 募集概要
募集テーマ
毎日使いたくなる風呂敷のデザイン。
以下の3つのうち、どれか1つ以上のシーンにマッチする風呂敷のデザインを募集します。
・Wrap as FASHION:ファッションとして包む
・Wrap your GIFTS: ギフトを包む
・Wrap your LIFESTYLE: インテリアなどの生活空間で包む
募集期間
2017/5/17(水)〜6/27(火)
デザインのルール
・正方形の布としてデザインすること。
・想定される実寸サイズは、風呂敷として一般的に用いられる100×100cm。
・できるだけ、物を包んだりバッグにしたりなど、具体的な利用シーンのイメージもしくは説明テキストを入れる。
応募用ファイルの仕様
JPEGまたはPNG形式のイメージ / 横幅1500 × 縦1500pix / 72dpi / 5MB以内
審査について
AWRD編集部が選出します。
賞
入賞(10名)
・受賞デザインの風呂敷を1点制作して差し上げます
・FabCafe にて、制作した風呂敷を展示します
*制作サイズ: 100×100cm 104×104cm (サイズは変更になる場合があります)
受賞した場合は、Adobe Illustrator (.ai) 形式、CS2 バージョンで入稿データを制作・提出いただきます。
*風呂敷は、展示終了後に郵送します。
受賞作品は撥水ふろしきに! きもの加工の先端技術をもつ「きものブレイン社」が協力
強力な撥水効果をもちながら、摩擦に対する耐久性が強く透湿性(とうしつせい)もある「撥水ドリームケア」。
十日町で着物の総合加工を手がける「株式会社きものブレイン」が、現代のライフスタイルに合わせて着物を楽しめるように開発した、先端の生地加工技術です。
今回のコンテストでは、きものブレイン社「テキスタイルラボ」チームの全面協力により、受賞作品が「撥水ドリームケア」加工を施したふろしきに。伝統の技と先端技術が融合したFUROSHIKIを、どうかお楽しみに。
参考作品
Roooots 名産品リデザインプロジェクト 受賞作品より。地方名産品と若手クリエイターの才能を結びつけるプロジジェクト「Roooots 名産品リデザインプロジェクト」で受賞した風呂敷デザインです。
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