COMPETITION

KIGI x OFS presents『白金五丁目アワード vol.1 - ジュエリー&クラフト』部門

受賞者が決定しました!

今回のAWRDでは普段使いも可能で、生活をちょっと華やかにしてくれる。そんなジュエリー&クラフト作品との出会いを求めて行われました。

当初は大賞と入賞の2つの賞を予定していましたが、力作ぞろいとなった今回は「グランプリ・準グランプリ・優秀賞」を設け、応募総数113点の中から4作品を選出しました。

審査員のKIGIの2人とゲストコメンテーターのジュエリー作家、薗部悦子さんの総評とともに今回見事受賞した作品をご覧ください。

OFSでは今回の受賞者による展示・販売を8月中旬頃から行う予定です。詳細が決定次第、お知らせいたしますのでどうぞお楽しみに。

グランプリ

Title

floating

Creator

上島 珠恵

Concept

トレーシングペーパーに熱を加えることで出来る気泡を切り抜き、それぞれの形に合わせた金具を制作しました。

素材:トレーシングペーパー、silver925、ステンレス

  • Judge’s comment: 植原亮輔(キギ )

    はかない感じがいいですね。どうやってできたんだろうと惹きつけられます。素材の偶然性も入っていますよね。それをきちっとデザインに落とし込んでいるのが面白いです。作り方が謎めいているところが魅力的です。

  • Judge’s comment: 渡邉良重(キギ)

    素材感に惹かれます。こんな加工方法があったんだというのはびっくりしました。たまたまドライヤーを当てて見たのかな?周りをどうやってカットしたのかも聞いてみたいです。自然に切れている感じがします。実験しながら新しい方法を見つけていくのが好きな方なのでしょうか。とても魅力的です。

  • Judge’s comment: 薗部悦子(ジュエリー作家)

    素材やアイディアだけが先行してしまうのではなく、ジュエリーというものを真剣に考えていることが伝わってきました。 ブローチピンの構造が機能的で形態も美しいです。 ブローチピンにカーブを付けることで、着けた時に服から少し浮いた感じになり、この素材がより生かされてくると感じます。

準グランプリ

Title

something rather than nothing

Creator

emika komuro

Concept

在るのに無い。無いのに在る。物質的にはそこに無いけれど、確かに在る感覚。
それは、私がジュエリーという小さな存在に対して感じる、濃密な魅力とエネルギーに通じています。
形無きものを採集する様にドローイングを描き、ブローチを制作しました。ブローチ全体におよそ7回ほど七宝を焼き付け、マットな表情になる様に仕上げの研磨を調整しています。ドローイングを描いてから、加工、七宝の焼成、完成まで、全て作家の手作業で行いました。

素材:銀、七宝、金箔、金メッキ

  • Judge’s comment: 植原亮輔(キギ )

    デザインも素敵ですが、七宝焼きの艶感や質感もいいですね。 計算されてない感じがいいですね。デザインをしているのだけど、かなり右脳で書いてると思います。だからどこか懐かしくなるような心に響くものが伝わってくるんでしょうね。 絵の表現が懐かしさもあるんだけど、最近のアクセサリーの感じとは違う印象を受けます。

  • Judge’s comment: 渡邉良重(キギ)

    七宝は懐かしいイメージがありましたが新しさを感じるものに仕上がっています。自由で大胆なところが好きです。つけ方によって色々な形になるブローチも面白いですね。楽しいアクセサリーが無限にできそうな可能性を感じます。

  • Judge’s comment: 薗部悦子(ジュエリー作家)

    ドローイングを描いてそこから生まれる形には、ジュエリーとしての温かみを感じます。 七宝を研磨してマットに仕上げてある質感にも魅かれます。 七宝での表現の新しい可能性が広がって行きそうで、これからの展開も楽しみです。

優秀賞

Title

櫛いれる木

Creator

Manami Aoki

Concept

檜で髪のような質感を表現したブローチ。角材を叩いて制作。

  • Judge’s comment: 植原亮輔(キギ )

    よくやるな~と関心しました。とっても細かい作業だと思いますし、素材を研究し尽くした感じが伝わってきます。厚手のコートにつけても似合いそう。男の人が付けてもかっこいいです。

  • Judge’s comment: 渡邉良重(キギ)

    とてもユニークで面白いです。どうやって作ったの?という不思議さがあります。長い時間をかけてつくったのでしょうね。フサフサしたところと四角のギャップも好きです。オブジェとしてもほしいです。

  • Judge’s comment: 薗部悦子(ジュエリー作家)

    角材を叩くことでこのように柔らかい繊維状になっていく、素材の質感の変化がおもしろいです。 そしてこれを服に着けると、意外な見え方がしてくるのではないかとイメージが広がっていきます。

Title

seacret

Creator

Yuki Yoshioka

Concept

日常を過ごす中で見つけた素敵なものや、素敵な言葉に対して自分が感じた感覚(ワクワク、ドキドキ、キュン)を周りに気づかれないように。そっと自分の中に閉まっておきたいという気持ちから作り上げたブローチです。中に入ったパールは正面からは見えず、身につけた自分の目線から見える形になります。

素材:真鍮、パール

  • Judge’s comment: 植原亮輔(キギ )

    よく考えられたデザインです。身につける人にしか見えないであろうアクセサリーの中に、パールを忍ばせているのががいいですね。考え方と構造がリンクしているというか、その計算がちゃんとされているところ。それでいて詩的なところが良かったです。

  • Judge’s comment: 渡邉良重(キギ)

    綺麗に作られていて完成度が高いです。自分だけに真珠が見えるという詩的なコンセプトだけれども、表現はシャープなギャップが魅力的でした。

  • Judge’s comment: 薗部悦子(ジュエリー作家)

    シンプルな形の中にワクワクする感じが詰まっていて、とても好きです。 内側がピカッと磨かれていたらパールが映り込んで、それもまた美しいかとも思いました。 ジュエリーを着けることは着飾るのみではなく、精神的に働きかけることも大切なのだと感じます。

総評

薗部悦子(ジュエリー作家) :

素材やアイディアだけが先行してしまうのではなく、真剣にジュエリーの制作をしている姿勢にとても魅かれました。
レベルの高さを感じると共に、ジュエリーの新たな魅力を発見できたアワードでした。
これからの皆さんの作品の展開がとても楽しみです。

渡邉良重(キギ):

予想を超えたいい作品に出会いました。みなさん素材の研究をすごくさてれいますね。作り方を発見しながら、それを楽しみながら作っているのが伝わります。そしてそれをきちんとジュエリーに昇華させる力もあって、すごいなと思いましたし、面白かったです。またジュエリーのアワード、やりたいです!

植原亮輔(キギ ):

テクノロジーの発達により、今は色々なものが本当に簡単に作れてしまうけど、そうじゃない手間ひまかけた作り方にトライしているところが面白いし勉強になりました。これからも見たことがないものを作ってくれるアーティストに出会いたいです。また、このアワードを通して若手作家のデビューのきっかけになるといいなと思います。

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