COMPETITION

SMART CRAFT STUDIO in Hida, Japan

​Smart Craft Studioは、組み木の名で知られる伝統的な木工技術とプログラミングの融合を目的に、デザインプロトタイピングをおこなう3週間の集中プログラムです。​

レポート 2016/01/25(月) - 2016/03/01(火)

プログラムについて

Smart Craft Studioは、組み木の名で知られる伝統的な木工技術と、フィジカルコンピューティングおよびプログラミングの融合を目的に、デザインプロトタイピングをおこなう、3週間の集中プログラムです。組み木の手法は、木材が互いに固定し合う接合方法であり、建築から玩具用の木製パズルといった幅広い用途で用いられています。

参加者は本プログラムの中で、木材の伐採過程について学び、熟練の職人から実地指導を受けて伝統的な組み木 (木組み) の技術について、さらに、オープンソースのハードウェアと情報科学芸術大学院大学 (IAMAS) の小林教授より提供されたセンサーを使用してフィジカルコンピューティングについても学習します。
週末には、現地の職人の工房や家具工場を訪問し、観光ツアーも実施します。

デザインスタジオで参加者は、チームで作業をおこない、Smart Craftオブジェクトのプロトタイプ、つまり、利用者または周辺環境に応じることが可能なモジュラーシステムを作成します。各チームは3週間のプログラムの最後に2通りの機能プロトタイプを発表することが求められます。

本プログラムは主に日本語から翻訳した英語で実施されます。

飛騨古川の西野製材所に保管されている、様々な種類の広葉樹の木材
組み木は日本の伝統的建築で使用されてきた接合技術であり、古代から受け継がれています。日本の歴史では、飛騨の職人(飛騨の匠)がかつて、京都へ赴き寺社を建築したとされています。
本プログラムでは、受講者は組み木について学び、プロトタイプのコンセプトを建築します。
かべつぎは組み木の一種です。組み木の仕組みを学んだある日本のクリエイターがこのプロトタイプを開発しました。これは日常生活の中で3Dプリントで作成した部材と機能を組み合わせたものです。

飛騨について

日本の岐阜県北部に位置す飛騨は、伝統的な木材の接合手法 (組み木) や生産する家具、林業で有名です。この地域は美しい村の風景や、伝統工芸、郷土料理、さらには自然に囲まれた環境でも知られています。

飛騨古川の街の風景
飛騨の森林からの風景
職人の工具
西野製材所で男性が木材を裁断している様子

本プログラムの応募資格

本プログラムの募集対象は、以下に挙げる大学に現在在籍している学生です。
*Parsons School of Design
*National Chiao Tung University, Graduate Institute of Architecture
*University of Toronto, John H. Daniels of Faculty of Architecture, Landscape, and Design

応募方法

応募資格のある希望者は、申込フォームに記入し、以下のリンク先にアップロードされるポートフォリオから2つのプロジェクトを選択することができます。


募集期間

本プログラムへの応募期間は、2016年1月25日から、2016年2月29日です。東部時間2月29日23:00 (台北時間3月1日午後12:00) に応募は締め切られます。
合否結果は3月初旬に、メールにて通知します。



プログラム日程

2016年5月28日~2016年6月20日



プログラム受講料

3,450USD
本プログラム受講料には、プログラム授業料、飛騨でのプログラム実施時の宿泊料、木材加工設備の使用に関する保険料、ならびに、プロトタイプ素材としての加工済み木材の料金が含まれます。

(航空券や現地での交通費などの) 移動のための費用は、プログラム受講料に含まれませんので、ご注意ください。
** プログラム中の食事については、別途有料オプションで食事プランを利用することができます。

開催場所

ヒダの森でクマは踊る

審査員

お問い合わせ

前へ

followを解除しました。