募集テーマは「コロナ以降の移動の可能性」。
YouFab2020 特別賞「NewHere賞」について
今年はじめに世界中で流行したコロナウイルス(COVID-19)により、都市封鎖やソーシャルディスタンスをせざるを得なくなる中で、私たちのライフスタイルは大きな変化を余儀なくされました。
特に大きな影響を受けた私たちの移動。
移動すること自体に今までになく意識が向けられ、移動する時間だけでなく、どこからどこへ、どんな接触を持っていたかなどの移動者の情報の扱いや、私たちを運ぶ乗り物、私たちに移動を促すサービス、そして移動した先の空間もまた、変化を求められています。すべての人の個性が尊重され、つながり、豊かさ・信頼が拡がる社会の実現のため、これからの「移動」はどうアップデートされるべきなのでしょうか?
「NewHere賞」では、YouFabの基本テーマである「Contactless (by default)」を前提に、移動することへの価値や可能性を問い直すアイディアを募集します。
*「NewHere賞」は、ユーザー視点から新たなモビリティサービスの創出を目指す「NewHereプロジェクト」の一環として作品募集を行います。
NewHere Projectとは
「NewHere Project」は、モビリティの価値や意味・可能性を見つめ直し、ユーザー視点から新たなサービス創出を目指すプロジェクト。
常識に縛られない発想で、楽しく豊かな社会と街づくりをモビリティ領域で実現しようとしています。 私たちの身近な暮らしや文化という側面から「移動」という体験を捉え直すと、そこには街やそこに関わる人たちの困りごとや隠れたニーズにも気づくことができるのではないでしょうか。移動体験や日々の暮らしから生まれる「小さな課題」に着目し、実現したい未来の姿からバックキャスティングで新たなモビリティの価値や可能性を模索していきたい。 その街に住む人、働く人、愛着がある人、たまたま訪れた人、それぞれが過ごす多様な時間や行動が織り成す景色の中から、モビリティの新しい価値をデザインし、実装する。小さな試行錯誤を繰り返しながら、暮らしと文化を更新する新たなモビリティを形にしていくことを、「NewHere Project」は目指しています。
* NewHere Projectは、モビリティ変革コンソーシアム、東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)と、株式会社ロフトワークが共同で運営しています。
審査員
・林千晶(株式会社ロフトワーク )
・佐藤勲(東日本旅客鉄道株式会社 技術イノベーション推進本部 データストラテジー部門 部長)
*追加審査員の発表は8月中を予定
審査基準
- COVID-19以降の移動の未来に関わる提案をしているかどうか
- 社会実装が想像可能であるかどうか
- 使ってみたいという欲求を誘発するものであるかどうか
募集対象
カテゴリーは問いません。どのようなジャンルの応募も受け付けます。既に公開済みの作品も応募可能です。現在進行中の作品やプロトタイプも歓迎です。その場合、現在までのプロセスと将来の可能性を評価します。個人、グループ、企業など制作チームの形態も自由です。
賞について
賞金 :1000USD (1点)
その他:授賞式イベントへのご招待(開催地未定)、NewHere Project チームとの交流の機会
*作品の権利は作者に帰属します