CREATIVES

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A TEXTURE of Their Own

人は胎内の中であっても外界からの刺激に反応したり自分の指を銜えることから、一番最初に発達する感覚が「触覚」であることが知られている。やがて「味覚」「嗅覚」「聴覚」そして「視覚」が発達していくが、大人になるにつれ様々な感覚への刺激を感じることにより「触覚」によって認識を深めていることを多くの人々は忘れがちだ。自然の中にあるテクスチャをデジタルシミュレーションし、見て触って肌触りを楽しめるプロダクトに展開した。素材や表面加工により、柔らかさや硬さ、滑らかであるか粗々しいかなど、人の感じ方は異なる。プロダクトの重要な要素としてテクスチャの在り方を捉え直すきっかけとなればと考えている。

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