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My bone and huge tombs / 僕の骨、巨大な墓

中原中也の詩「骨」からインスピレーションを受けて制作しました。

生者は“死”を求め、そして死者は“生”を求めるという循環する構図の中に「死とは何か」「生とは何か」「生と死に境界はあるか」という死を巡る問いを込めています。

現代の日本ほど「生きるのが辛い」という言葉を聞く社会はかつてなかったのではないか。
この時代に生きているというだけで我々が抱えねばならない宿業は、死によって解放されるのか。
死は本当に安楽なのか。
それとも生と死がともに苦しみに満ちたものならば、我々の希望はどこにあるのか。

赤い服を着た女性は生きた人間なのか、霊魂なのか。
赤い風船はどこからきて、どこへ飛んでいくのか。

赤い風船、高々と伸びた骨の腕、赤い服の女性、そして女性を見つめ返す骨の本体。

これらに目を向け、視線を循環させながら、現代社会における生と死について考えて貰えたらと思います。

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