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ててて見本市 2017

ててて見本市2017は100組の出展者が集い、会場もこれまでの場所から南青山のスパイラルホールへと変わりました。

こうして継続してこれたのも多くの参加者と多くの来場者のお陰だと感謝しています。また毎年の参加や来場を楽しみにしてくださる方も多く嬉しい限りです。とはいえ、ここでもう一度、なぜ僕らがててて見本市を今年も開催するのかを考えたいと思います。
ててて見本市を開催する理由を考えたとき、それはきっと「これからのものづくり」を多くの人と考えたいからです。

素材や技術の変化・流通や情報伝達手段の成長だけでなく、学びの先であった老練した作り手の減少、他領域のノウハウを知る方法の簡便化など、「ものの作り方」の変化を越えて「ものづくりの作り方」自体が大きく変容しています。この変化の時代にものづくりを続けていきたいと思う以上、この大きな変化がどのようなもので、その変化の中でどう自分なりのものづくりを続けるかを真剣に考えねばなりません。
そのために、出会う機会だけでなく考える機会として、ててて見本市を開催し続けています。実際に、ものづくりに関わる人が集まることで生まれるエネルギーや、得られる関係は非常にユニークで強いものです。これまで以上にものづくりを考える機会になれるように主催メンバー一同も頑張りたいと思いますし、皆さんからいろんな考えや意見やアイデアを交換し学ぶ機会も作りたいと思っています。

商談会としての役割もちゃんと果たしたいと思いますが、その根底に心抱いている多くの方との出会いが生まれ、これからのものづくりを考える機会としてのててて見本市もどうぞよろしくお願いします。

ててて協働組合一同

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