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七十二候

「七十二候」という考えがあるのを知っていますか?

1年を七十二に分けて、
ひとつひとつに、その時に感じられる
季節の表現を表した考えです。

桜が咲くこと、蛙が鳴き始めること、
苗が育っていくこと、蛍が生まれること、
雷が鳴ること、燕がやってくること、
水が凍り始めること……などなど。

五日に一度かわる一侯一候は、
昔からの日本人の心そのものです。

今回私が表現したのは、

「季節のうつろい」
「時間の儚さ」
「日本人の四季を感じる心の美しさ」

ある1点からしか読めない文字を作ることにより、
足を止めて季節と向き合うこと、
日々流れる時間の中で見落としてしまいそうになる季節。
それを楽しむ心の豊かさを
今一度感じてほしいと思い作りました。

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