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家になれなかった家具 -The furniture wanted to be a home.-

Ao.
住宅建設に排出される廃材を使用したマテリアルサイクル家具シリーズ『家になれなかった家具-The furniture wanted to be a home.-』は、藍染料で無垢材を染め上げたメイドイントーキョーのプロダクトブランド『Ao.』によって実現しました。
国内建設業の木材廃棄量は年間568万トン※1、東京タワー約1600倍の重量にも及びます。 住宅建材として製材されながらも端材となり廃棄された無垢の木を “家になれなかった” 素材と して再構成したマテリアルサイクルプロダクトです。 Ao. 独自の藍染の技法と無垢材の加工技術を用い、住宅建材の存在感を活かしたどっしりとした柱や柱のような形状と、藍で染め上げられた木目の繊細な表情を纏った家具に仕上げました。

|材料|
分譲住宅を専門に建設するの住宅建設の際に排出されるプレカット材の端材。柱や梁などに使われる立派な木材でありながら寸法調整の都合で切り落とされる端材。主に90mm角の角材を使用。

|技法|
90mm角の角材の表面を整えた後、端材を丁寧につなぎ合わせ部材を制作。最終工程で藍染を施すことで部材ごとに色むらのある木の表面の表情を統一。

|デザインアイデンティティ|
Ao.のブランドカラーでもある「藍色」に染め上げられた木肌と、住宅の柱や梁の形状を残した重量感のあるベンチやスツール。

※1 令和元年環境省資料より抜粋

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