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「すべては土からすべては土へ」循環するカブトムシ

その他
人類は現在、地球規模の環境問題と食糧危機に直面しています。この脅威の中で人類が 文化をつなげ生きていくために、農業は持続可能な形に進化する必要があります。従来の化学肥料の使用は、一過性の収穫増と引き換えに「土壌の劣化」と「水資源の汚染」を引き起こし、気候変動を加速させ生命活動への危機へつながっています。これに対して、 今回提案する「ヘラクレスバイオ肥料」は昆虫の中でも子供に人気があり親しみやすい カブトムシの隠れた能力に注目しました。幼虫期のカブトムシが倒木を食べその糞が有機肥料となり、成体の死骸も分解され森にかえりその生涯で森を豊かにすることに着目した革新的なソリューションです。特にカブトムシのライフサイクルに焦点を当て、自然の循環を技術に応用することで、持続可能な農業を実現します。長年土壌微生物の研究を行う金澤バイオは、有機物を堆肥化して農業に貢献してきましたが、このシステムを、子どもたちが好きな「カブトムシ」で実現することで、命の循環を体験してもらうきっかけにしたいと思いました。

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