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末広

いつもお肉を買っていただいていて、お世話になっている居酒屋さんに飾ってもらうにはどんな絵がいいか考えて描きました。

肉の配達で訪れるのが夕方で、昔ながらの引き戸を開けると、西日がちょうど店内に差し込み、カウンターテーブルや厨房がオレンジ色に染まると、えも言われぬ郷愁に満ちた景色が浮かび上がるのです。
そんなイメージを参考に、オレンジ、黄色を多く使って夕日の風景を描きました。

昭和から平成、そして令和の今に至るまで、一人で店を切り盛りしてきたマスター。夕日が際立たせる、濃く刻まれた顔の皺は、それはそのまま、マスターの歩んできた人生の深さなのだと感じさせられました。

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