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「大人の本気」を「子どもの好奇心」に翻訳する:ComoNeにおける「知の伝搬」プロセスの観察
私はこれまで、様々な現場で「大人の本気の面白さ」を「子どもの好奇心」に接続する「翻訳」の実践を続けてきました 。例えば、小学生に大学生レベルのアルゴリズムを教える際、内容を薄めるのではなく、「紙のワークシート」という「型」に翻訳して渡したところ、実際に多くのゲーム作品を生み出してきました。
▼実際の作品例(過去の実践より):
https://sites.google.com/infr.red/yada-kodomo-digital-club/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E4%BD%9C%E5%93%81%E4%B8%80%E8%A6%A7
しかし、それは私が用意した「教材(プログラミングなど)」の範囲内でのことでした 。 私は今、一つの大きな問いの前に立ち止まっています。
「私の『翻訳』の技術は、ComoNeのような、多様な専門知(=研究者など)と不特定多数の市民が交差する『開かれた場』でも機能するのだろうか?」
正直に言うと、私には「これをやります」という完成した計画はありません 。なぜなら、ComoNeにどのような「元ネタ(専門知)」があり、どのような「出会い」が起こるかは、行ってみないとわからないからです 。
だからこそ、この3ヶ月間を「未知の答えを探す旅」と位置づけます 。
私が持ち込むのは「完成したプロダクト」ではなく、「問い」と「メソッド(観察と翻訳の手法)」だけです 。ComoNeを歩き、研究者や他の採択者と対話し、その「本気の面白さ」を、来場した親子に「翻訳」して手渡す小さな実験を繰り返します 。
このプロジェクトの目的は、3ヶ月後に「完璧なワークショップ」を開発することではありません 。ComoNeという場で、専門知と好奇心が出会う「化学反応の瞬間」を観察し、その「条件(型)」を採集すること 。そして、その知見をコミュニティに「貢献」することです 。
▼実際の作品例(過去の実践より):
https://sites.google.com/infr.red/yada-kodomo-digital-club/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E4%BD%9C%E5%93%81%E4%B8%80%E8%A6%A7
しかし、それは私が用意した「教材(プログラミングなど)」の範囲内でのことでした 。 私は今、一つの大きな問いの前に立ち止まっています。
「私の『翻訳』の技術は、ComoNeのような、多様な専門知(=研究者など)と不特定多数の市民が交差する『開かれた場』でも機能するのだろうか?」
正直に言うと、私には「これをやります」という完成した計画はありません 。なぜなら、ComoNeにどのような「元ネタ(専門知)」があり、どのような「出会い」が起こるかは、行ってみないとわからないからです 。
だからこそ、この3ヶ月間を「未知の答えを探す旅」と位置づけます 。
私が持ち込むのは「完成したプロダクト」ではなく、「問い」と「メソッド(観察と翻訳の手法)」だけです 。ComoNeを歩き、研究者や他の採択者と対話し、その「本気の面白さ」を、来場した親子に「翻訳」して手渡す小さな実験を繰り返します 。
このプロジェクトの目的は、3ヶ月後に「完璧なワークショップ」を開発することではありません 。ComoNeという場で、専門知と好奇心が出会う「化学反応の瞬間」を観察し、その「条件(型)」を採集すること 。そして、その知見をコミュニティに「貢献」することです 。

