CREATIVES

アフリカ布で作った人形を子どもたちに届ける ―日本とアフリカをつなぐー

その他
目的
このプロジェクトの目的は、アフリカ布で作った人形を子どもたちに届けることを最終目標としながら、実現にむけた調査プロセスを通じて、日本とアフリカをつなぐ学びと交流の機会を創出する。


最終目標
アフリカ布を使用したぬいぐるみを通じて、日本の子どもたちがアフリカと出会う機会を作り、文化を超えてつながり合うきっかけを生み出す。また、アフリカと日本が繋がり続ける関係を目指す。

中間目標
①日本人が抱くアフリカに対するイメージや、日常生活とのつながりを可視化することにより、多くの人にアフリカに関心を持つ機会を作りだす。アフリカについて知らない人が、面白い、もっと知りたい、と感じるきっかけを創りあげる。

②子どもたちが、「見て、触れて、参加する」体験を通じながら、アフリカに親しみ、楽しみながら学べるワークショップを実施する。アフリカについて知ることのできるワークショップを行い、学びと楽しさを共有できる場をつくる。ワークショップでは、アフリカの布を用いた活動を取り入れ、子どもたちが好きな柄や色の傾向を把握し、今後の人形制作に活かしていく。

③日々の活動やワークショップを通して、子どもたちや参加者とのコミュニケーションを大切にし、アフリカに対する疑問や発見などを共有できる場所をつくる。感じたことや考えたことを言葉にする機会をとおして、多様な視点に、触れることのできる場所となることを目指す。

概要
このプロジェクトの最終目標は、アフリカ布で作成した、人形を子どもたちに届けることです。しかし人形を届けるだけでは、「支援した」という自己満足で終わってしまう可能性があると感じました。そこで、本プロジェクトにチャレンジするならば、人形製作と届けることにとどまらず、プロセスを通じて、より多くの人にアフリカについて伝える機会にしたいと考えました。
その一段階として、ComoNeでの活動を通し、日本の人々が抱くアフリカのイメージや、アフリカと日本の日常生活とのつながりについて対話や交流を通して、探求します。
また、探究を行うだけでなく、多くの子どもたちに、体験しながらアフリカを学ぶことができるワークショップを企画し実施します。
ワークショップでは子どもを対象として、アフリカという国について楽しく、参加できる体験型の学びを重視したいと考えています。さらに、アフリカ布を用いた活動を取り入れ、今後の人形制作に向けて、子供たちがどんな柄・色・模様が好きなのか?などを知ることができる要素を盛り込んだワークショップにしたいと考えています。この活動は、今回だけで完結するものではなく、活動の中で得られた反応や気づきを大切にしてブラッシュアップを重ね、最終目標へ近づいていく、継続的なプロジェクトです。

背景
私は11月にアフリカの東部にあるルワンダ共和国を訪問しました 。四国の1.5倍ほどの小さな国です。ルワンダは1994年に大虐殺(ジェノサイド)という悲しい経験のある国ですが、現在は「アフリカの軌跡」と呼ばれ、ITや経済を中心に、大きく発展しています。また、標高が高く、美しい丘が魅力的で、本当に素敵な国です。
そんな、ルワンダの市場に行った際に、色鮮やかなアフリカ布と出会いました。一枚一枚の柄が異なり、それぞれが個性を持ちながらも、互いの色を引き立てあい、市場全体を彩っていました。私はその光景に強く惹かれ、このアフリカ布を使用して何かできないか、と考えるようになりました。
そこで思いついたのが、アフリカ布で作成したぬいぐるみを子どもたちに 届けるというアイデアです。アフリカ布のように、一人一人が個性を持ち、自分らしく元気に生活して欲しい、という思いがあります。また地理的に遠いアフリカに、小さい頃から触れるきっかけにも繋がるのではないのかと考えました。
しかし同時に、この取り組みが、自己満足で終わってしまうのではないのかという不安も感じました。単純に人形を届けるという物の移動ではなく、アフリカと日本の関係を深く探求し、多くの人に何かが伝えられるような、意味のある活動としての可能性はないかと、考えるようになりました。

そこで、日本人はアフリカに対してどんなイメージを抱いているのだろうか、という疑問を抱きました。実際、友達にアフリカにいくいというと、大丈夫なの? 危なそう、と言われます。また、私自身もポップな音楽といった明るいイメージを持つ一方で、テレビなどでよく見る紛争や貧困といった負のイメージも大きく抱いていました。
しかし、実際に訪れたアフリカは、そのイメージを大きく上回る魅力に溢れていました。人々はみんなとってもフレンドリーで思いやりがあり、自然が豊かで、人の温かさに溢れていました。もちろん貧困という現実的な課題は多く存在しています。それでも、人々が互いに協力して、強く生きている姿が強く印象に残り、私は、ルワンダの人たちの人柄に強く惹かれました。
アフリカは地理的にも文化的にも遠く、どこか遠い国と捉えがちだと感じています。
しかし、実際には、私たちの日常と密接に関わっています。例えば、チョコレートの原料カカオはガーナをはじめとするアフリカで作られ、コーヒーはエチオピア、紅茶はケニア、と私たちが日常的に口にしているものの背景にはアフリカとのつながりがあります。
以上の経験から、日本の人々がアフリカに対してどのようなイメージを持ち、また日本の日常生活とアフリカとの繋がりを探求したいと考えるようになりました。そして、子どもたちがアフリカについて、「見て、触れて、楽しみながら」学べるワークショップを実施したいと考えています。
今回の活動は、最終目標である、「アフリカ布で作成したぬいぐるみを子どもたちに届けること」に向けた第一歩です。日本人が抱くアフリカのイメージや、アフリカと日本のつながりを探求し、多くの方からの意見やアドバイスを取り入れて、吸収しながら、自己満足で終わらせない形で 最終目標を実践する方法をComoNeでの活動を通じて見つけていきたいと考えています。

前へ