CREATIVES

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むしめだま

クラフト / プロダクト
aok
体験者がモノ(あるいは完成品)に翻弄され、試行錯誤する体験。あらゆる対象に当てはまり、場合によっては隣で作業している人も同様に捉えられる。
本作品は、虫眼鏡を用いたアナログ工作だ。裏側には白く大きな円、表側には黒く小さな円が描かれており、全体として目玉のように見える構成になっている。
体験者の位置、手に持つむしめだま、そして見ようとする対象物との位置関係によって、像はぼやけたり、上下が反転したりする。体験者は「これに目をつけたら面白そうだ」という動機から虫眼鏡を覗き込むが、焦点距離や反転の影響により、当初はうまく像を捉えることができない。試行錯誤の末、ようやく顔のようなものが見えてきたとしても、その顔は体験者の位置によって正面を向かず、どこか別の方向を見ている。
このように、人とモノとの関係性の中で、その都度異なる(一期一会)体験を意図している。

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