CREATIVES

  • 121

段差で生まれる交流の場

その他
敷地に残る時計台は、かつて人々が待ち合わせをし、商店街へと足を運ぶための目印として親しまれてきた。しかし近年、その周辺空間は人が滞在する場所としての役割を失いつつある。本提案では、この地域の記憶を宿す時計台を保存し、その周囲に多様な高さの段差空間を挿入することで、人々が思い思いに座り、立ち話をし、待ち合わせをすることのできる新たな交流の場へと変異させる。段差は単なる移動のための装置ではなく、人々の滞在や偶発的な出会いを誘発する舞台となる。時計台を中心に再び人の流れと賑わいを生み出し、この場所から商店街全体へと活気を波及させることを目指した。

前へ

プレビューページ選択