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BENZAITEN 妙音辯財天

畳絵(天地1,800mm、左右900mmのサイズ)4点の天部シリーズの中の一作
仮想でありながら有りの侭を描く。
侭とは拡大ではなく実大だからである。
これは2006年からはじめたデジタル環境で原寸を描くという試みです。ヌードデッサンから生まれたと言っても過言ではなく、それはあたかも波間から生まれたビーナスのごとく創作意欲を刺激したのです。迦楼羅を描き終わり辯才天は決定していたが裸婦か着衣なのか、またポーズはなど迷いが長く続きました。モデルの任意のポーズ、優れた量感が手を動かしていたに違いないと今は思います。2007年2月制作

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