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鳥海 勘兵衛尉 信道

戦国大名・最上義光の家臣。
義光の夫人・北の方の女房・花輪と密通したため、
義光の怒りを買い処罰されそうになるが、最上家重臣・鮭延秀綱に取り成され、
無事に花輪を娶ることになる。
しかしその年の秋の戦で、秀綱のもと出撃した信道は、その時の恩に報いる為、
秀綱を守り殿を務め、討ち死にしてしまう。
わずか7ヶ月弱の結婚生活だったが、花輪はその知らせを聞くと、
以前から信道の覚悟を語らい聞いていたので、
少しも嘆かず一七日の法事を念頃に執り行った後、その日の内に自害して果てた。
享年18歳だったと言う。

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