innocent days

この作品のテーマは 「想い」 です。　　　
もともとの大きなテーマとしては、 「二人で一人、二つで一つ」 というものがありました。これは、人は一人では生きていけない、誰かと支え合って生きている。という事が前提としてあります。この物語は、孤独な少年と少女の出会いと別れ、そして再開の中で変わっていく心を描きました。その物語の中で、前提としてあったテーマを引き継ぎながらも、少年視点に立った 「想い」 を強く見せようと構成しました。
この作品のコンセプトは、1カット1カットが絵画として成立するような映像です。絵作りとしては、絵本の要素を取り入れました。モデリング（物量として）の細かさや、ライティングでの雰囲気・世界観と作りと、テクスチャおよびコンポジットでの絵作りを一番見てください。映像は、作品の雰囲気を壊さないように注意しながらも映画的な映像表現を目指しました。映像のテンポ感にもこだわりましたので、そちらも見ていただきたい部分です。