お茶漬け専用弁当箱「湯膳（ゆぜん）」

弁当派は年々増え続けています。しかし、キワモノ扱い必至のジャンルが「お茶漬け弁当」。
工芸とデザインのチカラでこれを打開できるはず、と考えました。
クリアすべき課題として、
①通勤（通学）カバンのなかにコンパクトに納まり、
②持ちやすく食べやすい機能的な形状を備え、
③美味しいと感じさせる造形と伝統工芸がもたらす作法的（歴史上の文脈的）な説得力があり、
④食べる所作が羨望を喚起するものであること。
これらをすべてクリアすれば、市場への定着が始まると考えます。
斜状のお椀は、ご飯を入れやすいメリットがあるとともに、
お椀に口をあてながら匙でご飯をかき込んでも、
鼻先にお椀の縁があたらず食べやすい利点があります。