人の美しさ・・・人にない美しさ・・・対極の美しさ

この作品はどちらかというと出したくはなかった・・・
僕がまだ生き生きとしていてたたぶん絶頂期で・・・けど奈落へ落ちる前で・・・
この素敵な人形を作った人は別の人
あくまで写真の撮り方や雰囲気を評価してほしい

僕はこの作品を見ていると人でいる自分に嫌気がさす
人でいる自分に幸せを感じる
矛盾しているようでしていない
なぜか
それは僕が人形じゃなく人だから
人は生まれ育ち学び血を通わせ限りある時間を生きているから美しい
人形は作者の思いや人から人へとわたるぬくもり

どちらも人を魅了する妖艶さ優しさがある

今でも魅了される


反面僕だけが味わった経験で記憶でしかないが
恐怖・・・苦痛・・・孤独・・・絶望・・・無を感じる

この人形はその両方の世界を見てきた

いわば対極の美しさを見ている

僕から言わせたら恐怖も苦痛も孤独も絶望も生きてるものにしか味わえない感情
いわば美しさだから

けど無だけは違う

無になったとき僕は人でなくなる
人形は人形でなくなる

美しき世界を・・・