「愛」のある商品―カップル・アイテム

このたび、スマートフォン用のダイアリーケース(財布型ケース)のデザインを新しい商品として提案させていただきたいとおもいます。

若年層をターゲットにした商品となるため、みね屋工房のこれまでのラインナップの一部を基にして考案し、よりシンプル的で可愛らしいカラーを用いた淡彩パターンをつけ、若干ポップな感覚でみね屋工房による伝統工芸の魅力や花織みんさの技法を凝縮させたダイアリーケースのデザインイメージを作成してみました。

ダイアリーケース自体がスマートフォンを守る上で、贈る相手を守る気持ちが十分に表されていますし、恋人同士にとってはお守りとして存在するものでもあり、いつでもどこでも大切なあの人のことを思わせるカップル・アイテムでもあるとおもいます。さらに、グローバルでも通用する結婚祝いプレゼント、ブライダルギフト目的につながる可能性もあり、引き続きシリーズ展開としてタブレット型コンピューターなどに対応するケースのプロデュースも考えられることにつながるのではないかと考えています。

カバーアートのブレンディング部分については、絣模様に込められた意味深くて詩的なメッセージ「いつの世までも…」、そんな含蓄的で美しい思いにこたえようとして、｢空よりも広くて、海よりも深い愛を捧げたい｣という気持ちから発想して表現してみた｢空と海の境界線｣です。果てしない空、どこまでも続く海のようになってほしいと願う互いの愛の証として描写した海の景色、さらに二つのダイアリーケースを並べて見ると、一本の直線でつながっているように見える。そこには、｢たとえどんなに遠く離れていても二人はつながっている｣という意味を持つメッセージが込められているのです。