石垣島の北部をみつける旅。

◆石垣の山「野底マーペー」を登る

空港を出て、市街地とは逆方向、北部へ。
ヒルギ群落を通過し丘を越えると、岩峰が現れる。
この山、恋人を想って石になった美女マーペーの悲恋伝説の場所。
黒島に残した恋人を思い、せめて島影でも見ようと野底岳に登ったものの、黒島は見えず。
そんな切ない物語がありますが、息をのむほど、その景色は美しいでしょう。


◆「明石集落」で時を忘れる。

野底林道を戻り、絶景の中を走り抜け、玉取崎展望台を通り過ぎてもっと先へ行くと
「明石集落」が現れます。

「沖縄県ふるさと100選」に認定された、美しくてのどかな集落です。
農家が持ち寄る野菜をおばぁが販売している野菜売り場があったり、
山と海に囲まれた放牧場があったりと、時を忘れて島の恵みを感じることができる場所です。

帰りには石垣島で有名な人気店「明石食堂」でぜひソーキそばを。


◆暗闇でのみ咲く、幻の花「サガリバナ」

集落を出て、石垣の最北端を目指します。
牧場、八重山ブルーの海を横目に狭い道をくねくねと抜けると、
石垣の最北端「平久保崎灯台」があります。
言葉ではうまく説明ができないくらいの絶景です。

平久保には幻の花とも言われる「サガリバナ」の群生地があります。
その美しい幻の花は、日の入りから日の出までの間しか咲きません。
サガリバナと、満天の星座を眺める。一生に一度は経験したいものです。

さて、南の島の最北端。旅の終点です。