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八重山の恵みいっぱいのパナマ帽を。またここに帰ってこられるように。

その昔、沖縄ではアダンの葉で作った帽子がお土産物として盛んだったと聞いた。
その土地土地で根差してきたものには、その土地の気候風土に合った工夫や秘密、想いなどが込められているのではないだろうか。

旅が終わる頃にはきっと八重山が大好きになっていることだろうから、
次また八重山を訪れるときのために、八重山の強い日差しにぴったりの帽子を手作りしたい。

素材集めから作り方までの工程には必ず島の知恵ある方々のご協力が必要である。
分からない事はその場でスマホで調べれば大概のことは分かってしまう時代。
そうじゃなくて、スマホでも分からない、島の方々に尋ねないと分からない帽子作りを通して気持ちの交換をはかり、
あの人がいる島にまた帰りたい、今度はこんにちはじゃなくてただいまって言いたい!と最後に思えるような、そんな旅がしてみたい。

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