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石垣島の島野菜で、自家製イタリア風リキュールを作る

石垣島で昔から食べられている野菜は、イタリアでよく食べられている野菜やハーブと良く似たものが沢山あります。 さらに石垣島には泡盛の酒蔵が6軒、地ビールのメーカーもあります。
イタリアの家庭では、野菜や果物、ハーブを蒸留酒に漬けこんで、自家製のリキュールを楽しみます。

そこで、石垣島の島野菜や柑橘類、ハーブを収穫し、石垣島産の泡盛に漬けこんで、イタリア風の「自家製オリジナルリキュール」を作ります。 漬けこんだリキュールは早ければ数日で飲めますから、旅行中に味わうことも可能です。一定のルールのもと、個人で作って楽しむ分には特別な免許もいりません。
リキュールを漬けこんでいる間に、手作りのオリジナルボトルやリキュールグラスを作ります。
出来上がったリキュールは島の果物や地ビールとカクテルに。残りのリキュールはオリジナルボトルに詰めてお土産に。

命薬という言葉があるように、島野菜は古くから薬効が知られてきました。リキュールにすることで、石垣島から内地に帰っても長い期間、石垣島の長寿の智恵と、島野菜の美味しさを楽しむことができます。

作りたい島野菜リキュール
1.イーチョーバーの泡盛リキュール
イーチョーバー(ウイキョウ)はイタリアではフィノッキオと呼ばれ、葉も茎も種も料理に使います。リキュールに使うのは花と種の部分。イタリアではグラッパというブドウの蒸留酒に漬けこみますが、石垣島版は泡盛に漬けこみます。スパイシーで甘い香りのリキュールが出来ます。イーチョーバーの実は漢方胃腸薬にも使われていますから、胃をスッキリさせてくれます。

2.ンジャナのビール
ンジャナ(ニガナ)はイタリアのラディッキオ(キクニガナ)と近縁種です。どちらも苦味があり、イタリアにはラディッキオのエキス入りビールがあります。 乾燥させたンジャナの根を刻んで泡盛に漬けこみ、石垣島ビールのヴァイツェンに垂らすと、爽やかな苦味のある「ンジャナビール」の出来上がりです。

3.シークワーサーのチェッロ
リモンチェッロは、ウォッカにレモンの皮とグラニュー糖を漬けこんだ甘い食後酒。石垣島版は、シークワーサーの皮を使います。同じ柑橘類のタンカンを使っても良いです。

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