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"SHGZR-0dB" -photo

建築 / 美術 / 音響 / パフォーマンス / その他
photo by Yohta Kataoka

「無音」と「轟音」が共存しているダンス作品。

本作品『SHGZR-0dB』(シューゲイザー・ゼロ・デシベル)は、ダンサーと観客、そしてスタッフが全員、高音質のワイヤレス・ヘッドホンを装着して進行する。

サウンドトラックと共に、ダンサーの吐息やステップ音、そして会場内の全ての環境音が、15本以上の高性能マイクで立体的に収録され、観客の耳元に届けられる。

しかし、観客がヘッドフォンで味わう「臨場感あふれる」音は、全て「人工的なリアル」。

サウンドトラックは、「A」「B」の2セットを用意。
観客は入場時にどちらかを選択する。
つまり、シアター内の他人と同じ体験をしているかどうかは、誰にも分からないのだ。


この作品は鮮烈な問いを観客に投げかける。

・臨場感とは一体何なのか?
・シアターでの体験は「共有」出来るのか?

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