名声ではなく、行動のためのアワード
アイデアの審査を行うのは19名の国内外の審査員たち。
フィードバック、メンタリング、イベントでのPR などを通してプロジェクトの実現のサポートを目指します。
審査員一覧
Ana Laura Cantera
UNITREF University バイオエレクトロニック・アーティスト、研究者、教授
バイオエレクトロニック・アーティスト、研究者、教授。国立トレスデフェブレロ大学(UNTREF)でエレクトロニック・アートの修士号を取得。ラスアルテス大学(UNA)でビジュアル・アートの学士号と、アート教育の学位を取得する。彼女の作品は、自然、地域、人間以外の生物との対等な関わり合いをコンセプトにしている。設立した菌糸体についての研究ラボ、Mycocreaでは、デザインを成長させ、新しいバイオマテリアルの研究を行っている。最近では、MITのGlobal Community Bio Fellowsにてフェローシップを授与し、コンコルディア大学でのELAP Emerging Leaders in the Americas Programを修了。Itaú Artes Visualesではロボティック・アート部門で最優秀賞を受賞した。
Anita de Wit
ReBlend / Founder
ReBlendの創設者。アムステルダム自由大学で経済学の修士号を取得。
より良いビジネスの創造・革新的なビジネスモデルの開発・持続可能なビジネスの発展をテーマに、大企業のコンサルティングやプロジェクトマネジメントに長年携わる。コンサルタントが立てる戦略的計画と、変化の適応が難しい日々のビジネスの現実には、大きな乖離があることに気づく。より大きなインパクトを与えるために、アニタ氏は、オランダの繊維廃棄物から循環型のテキスタイルをつくるReBlendを創設した。誰しもが服を着ており、アイデンティティーの一部であり、テキスタイルのない世界は想像しがたいことから、ファブリックやファッションの製造方法を変えていくことに力を注いでいる。
Cecilia Tham
Futurity Studio / フューチャー・シンセシスト & プリンシパル
Futurity Studioにて、企業の未来のアイデアやプロトタイプの作成を促進する、フューチャー・シンセシスト。 Alpha Telefonica Innovationにて、シニア・ソーシャル・テクノロジストを務めた。 起業家として数々の多様な企業を創設しており、バルセロナ最大のコワーキングコミュニティであるMOBをはじめ、デジタルファブリケーションラボとコーヒーショップを融合させたFabCafe Barcelona、女性による女性のためのAIトレーニングスクールallwomen.techなどを創設している。また、UNDP + 4YFN Women Innovator Programme、WFP-X、Google Launchpadのメンターや、バルセロナ市役所のアドバイザーを務めている。
David Benjamin
The Living / 創業者兼プリンシパル、コロンビア大学大学院建築・計画・保存研究科准教授
The Living創業者兼プリンシパル、コロンビア大学大学院建築・計画・保存研究科助教。生物学、計算法、デザインの交差地点に焦点を当て、生物を建築に活用するための3つのフレームワーク、バイオプロセシング・バイオセンシング・バイオマニュファクチャリングを明確にしている。
The Livingは、数多くのデザイン賞を受賞している。最近のプロジェクトには、Princeton Architecture Laboratory(建設技術に研究を目的とする、プリンストン大学の新棟)、Pier 35 EcoPark(水質に応じて色が変化する長さ60mの浮き桟橋)、Hy-Fi(新式の生分解性ブロックでニューヨーク近代美術館に造られた、分岐のある塔状のインスタレーション)などがある。
Enrique Lomnitz
Isla Urbana / General Director
インダストリアルデザイナー。メキシコで生まれ、アメリカで育ち、あらゆるプロジェクトで持続可能性を活用することに情熱を注いでいる。Rhode Island School of Designを卒業後、メキシコの低所得者層向けに雨水利用プロジェクトを開発。その後、メキシコに戻り、Isla Urbanaを設立した。Isla Urbanaでは、持続可能性が加速しているメキシコにおいて、雨水を水資源とするためのモデルを開発することに力を注ぎながらも、水供給が不足するコミュニティを援助している。Ashokaのフェローも務めている。
Guillaume Charny-Brunet
SPACE 10 / 共同創業者 & ストラテジーディレクター
フランス出身。15年に渡り、大企業が変化を予測し新しい解決策を発展させていくための支援を行なってきた。拠点はパリから、ニューヨークへ、そして2015年にコペンハーゲンに移り、SPACE10を共同設立。SPACE10は、人と地球のために、より良い日常生活を創造していくことを使命とした、リサーチ&デザインラボ。ストラテジー&ディベロップメント・ディレクターとして、IKEAと協力しながら、そして世界中の才能ある人々との幅広いネットワークを活用し、デザイン、ビジネス、持続可能性の交差地点で活動している。また、Distributed Design Platformの諮問委員会のメンバーでもある。
Mariko McTier
一般社団法人Social Innovation Japan / 代表理事・共同創設者
mymizu / 共同創設者
ロンドン大学卒業後、中日新聞社ロンドン支局に務め、2014年に駐日英国大使館の国際通商部に勤務。日本と英国間のイノベーションを促進すると共に、2017年よりフリーランスとして社会的企業でプロボノやコンサルティングの仕事を受け始める。日本において世の中の深刻な課題に取り組む人やビジネスを増やすため、同年一般社団法人Social Innovation Japan を立ち上げ、現在その運営やサスティナビリティ関連プロジェクトを総括する。その一環として、ペットボトルの削減をミッションにした、日本初無料給水アプリ「mymizu」を立ち上げ、サーキュラーエコノミーを促進する「Circular Economy Club」の東京担当も担う。Forbes JAPAN2020年10月号に、「セルフメイドウーマン」として取り上げられる。世界経済フォーラム 「Global Future Council on Japan」カウンシルメンバー。
Mohamed Muse Hassan
Institute of Innovation, Tech, & Entrepreneurship at SIMAD University / ディレクター
ソマリアから世界へ向けてイノベーション、テクノロジー、アントレプレナーシップ教育を提供している拠点、SIMAD大学にて、イノベーション・テクノロジー・アントレナーシップ研究所 (IITE Institute)の創業ディレクターを務めている。
ムハンマド氏は、東京の立命館アジア太平洋大学にてMBAを取得。Ashinaga Africa Initiative Young Leaders for Africaのメンター、Kakehashi Africaのイノベーション・マネージャー、Empower NextGen Somalia(ソマリアの青少年が指導を受けてスキルをつけるための、米国大使館後援の1年間のプログラム)のコーディネーター、The Next Economy(ナイジェリア、マリ、ソマリアの若者を対象とした4年間の雇用創出プログラム)のコーディネーターを務めている。
Richard Ekkebus
The Landmark Mandarin Oriental, Hong Kong / カリナリーディレクター
香港市内で最も豪華かつ個性的な5つ星ホテルの1つ、The Landmark Mandarin Oriental, Hong Kongにて全ての料理を監督する、カリナリーディレクター。
リチャード氏の監督と指導の下、ホテルの高級モダンレストランAmberは、Sustainable Restaurant Awardを受賞。Asia’s 50 Best Restaurants 2020では13位に選ばれ、ミシュランガイド香港・マカオ2021では13年連続となるミシュラン2つ星を獲得した。
リチャード氏は、持続可能な料理とレストラン運営のパイオニアとして、料理の探求と創造性の追求に熱心に取り組んでいる。 彼のモダンフランス料理に対する革新的で持続可能なアプローチは賞賛を受けている。
Singh Intrachooto, PhD
建築家、カセサート大学准教授、OSISU / デザイン責任者
Research & Innovation for Sustainability Center (RISC) の責任者であり、建築イノベーション分野の准教授、そしてタイの先駆的なアップサイクルデザインのベンチャー、OSISUの建築家 / デザイン責任者。Scrap Labの創設者。
バンコクのカセサート大学建築学部にある、サーキュラーデザイン / 開発に焦点を当てたデザインリサーチセンター、Creative Center for Eco-designの責任者。
シン氏は、アメリカのMITでデザインテクノロジー(建築)の博士号を取得。タイにおけるサーキュラーデザインのパイオニアとして知られる。彼の研究では、実用的な建築において技術改革のパターンを見つけ出すことに焦点を当てており、彼のデザインは持続可能性の概念を発展させ続けている。
Willemijn de Iongh
Commonland / ランドスケープ・ファシリテーター
ランドスケープやコミュニティの再生を支援する、ランドスケープ・ファシリテーターかつコネクター。
Commonlandにて、4 Returns approach(再生のための4つのアプローチ)を用いて、長期的かつ全体観のあるランドスケープの再生を促進している。また、4 Returns community platformを通じて、世界中のランドスケープ実践者を繋げ、知識を交換し、ムーブメントを拡大させることに寄与する。常にカラーペンを持ち歩き、より持続性のあるランドスケープを革新的なビジネスによって創り出していく方法を模索し、挑戦している。
安居 昭博
Circular Initiatives&Partners / 代表
サーキュラーエコノミー研究家 / サスティナブル・ビジネスアドバイザー / 映像クリエイター。Circular Initiatives & Partners代表。世界経済フォーラムGlobal Future Council 日本代表メンバー。ドイツ・キール大学「Sustainability, Society and the Environment」修士課程卒業。2021年6月「サーキュラーエコノミー実践 ーオランダに探るビジネスモデル」出版。第35回青年版国民栄誉賞 TOYP 2021にて、グランプリ「内閣総理大臣奨励賞」を受賞。
アムステルダムと東京の2拠点で活動し、これまでに50を超える日系企業・自治体に向けオランダで視察イベントを開催しサーキュラーエコノミーを紹介する。複数の企業へアドバイザー・外部顧問として参画。関係省庁や行政機関、企業向けに講習会の実施やメディア媒体を通じた発信活動も行う。
加藤 佑
ハーチ株式会社 / 代表
1985年生まれ。東京大学卒業後、リクルートエージェントを経て、サステナビリティ専門メディアの立ち上げ、大企業向けCSRコンテンツの制作などに従事。2015年12月にHarch Inc.を創業。翌年12月、世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」を創刊。2020年に第一回ジャーナリズムXアワード受賞。現在は企業のサステナビリティを支援する「IDEAS FOR GOOD Business Design Lab」、サーキュラ―エコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市のサーキュラーエコノミープラットフォーム「Circular Yokohama」など複数事業を展開。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー。
南條 史生
エヌ・アンド・エー株式会社 / 代表取締役、森美術館 / 特別顧問
1972年慶應義塾大学経済学部、1977年文学部哲学科美学美術史学専攻にて学位取得後、1978年国際交流基金、1986年ICAナゴヤディレクター等を経て、2002年副館長として森美術館開設に参画。2006年同館館長、2020年より同館特別顧問。国際的には1997年ベニスビエンナーレ日本館コミッショナーをはじめ、1998年台北ビエンナーレ、2001年横浜トリエンナーレ、2006年・2008年シンガポールビエンナーレ、2016年茨城県北芸術祭、2017年ホノルルビエンナーレ等のディレクターを歴任。近年のキュレーション実績として、2019-20年、森美術館「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人間は明日どう生きるのか」がある。
竹田 達哉
株式会社三井住友フィナンシャルグループ / 企画部サステナビリティ推進室長
1996年、入行。経営企画部、ITイノベーション推進部等を経て、2019年4月より株式会社三井住友フィナンシャルグループ 企画部 サステナビリティ推進室に所属、サステナビリティ戦略策定に従事。2020年10月より現職。
2020年 経済産業省 サーキュラー・エコノミー及びプラスチック資源循環ファイナンス研究会 委員 /
2020年 環境省 ポジティブインパクトファイナンスタスクフォース 委員/ 2021年 TCFDコンソーシアム 企画委員
Tim Wong
FabCafe Taipei / Loftwork Taiwan Co-founder
香港で生まれ、アメリカで17年間を過ごした後、2008年に異なるバックグラウンドを持った様々なクリエイターと共に、革新的なアイデアとプロジェクトを生み出すクリエイティブプラットフォームを作るチャンスを信じて台湾に移住。FabCafe Taipei、ロフトワーク台北の設立以前、7年間にわたり都市デザインの専門家としてアメリカ、中東やアジア諸国でプロジェクトに関わる。ハーバード大学デザイン大学院卒。専門は建築と都市デザイン
Kalaya Kovidvisith
FabCafe Bangkok Co-founder
Kalaya Kovidvisith is Co-founder of FabCafe Bangkok and Managing Director of FABLAB Thailand. She holds Master degree in Design and Computation from Massachusetts Institute of Technology (MIT). Her research interests focus on how digital fabrication and biotechnology reinforce the changing relationship in industry and create the new business model for the next design generation. Kalaya is Global Entrepreneur Summit Delegate of 2015 and Asia Pacific Weeks Berlin 2016.
Kelsie Stewart
FabCafe CCO (チーフコミュニティオフィサー)
アメリカ合衆国出身。フロリダ大学で心理学の学士課程(2009)と宗教学の修士課程(2015)を修了。 バリスタとエスプレッソトレーナーとして2008年からスペシャリティコーヒーの世界に没頭し、FabCafeオープン間もない2012年に、コーヒー繋がりの友人の紹介によってFabCafeを知る。その後JETプログラム(2014-2017)を通して、福岡県で英語を教えながら日本語を磨き、2017年にLoftworkとFabCafeに入社。
入社以来、バリスタ、カフェアドバイザー、FabCafeグローバルネットワークのコミュニケーションコーディネーター、FabCafe ウェブサイトライター、デザイン思考ワークショップのファシリテーターと幅広く、業務を務める。また、FabCafe CCOとして、FabCafe Global Networkのまとめ役を務め、世界各地のFabCafeのローカルクリエイティブコミュニティの育成と、それらのコミュニティとグローバルネットワークを繋ぐことを行っている。 加えて、持続可能な開発目標の短期的な解決策を作成することを目的とした2日間のデザインソンであるGlobal Goals Jam(GGJ)の東京開催の主催者でもあり、本イベントを過去に東京、バンコク、香港の複数都市で企画・実施した。
棚橋 弘季
株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー
芝浦工業大学卒業後、マーケティングリサーチの仕事を経て、1999年頃よりWeb制作の仕事に携わるように。2004年からは株式会社ミツエーリンクスにてWeb戦略立案や人間中心設計によるコンサルティング業務に従事。
2008年からは仕事の対象をWebからプロダクト/サービスへとシフトし、株式会社イードにてユーザーリサーチやインタラクションデザインに関するコンサルティングを経て、2009年株式会社コプロシステムにてクライアント企業のための新規商品/サービス開発支援業務や社内イノベーター育成のための教育プログラムの提供などを行う。
2013年にロフトワーク入社。サービスデザインの領域を中心に、クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当する。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。個人ブログ「DESIGN IT! w/LOVE」は2005年から継続中。