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バグズ・イン・ザ・ライフ!DESIGN WEEK KYOTO クラフトソン2020 参加者募集!

暮らしにエラーがあってもいいんじゃない?工芸に潜むバグに、これからの暮らしをつくる新規事業・プロダクトアイデアのヒントを求めます!

募集終了 2020/07/27(月) - 2020/08/17(月)

クラフトソンで目指したいアイデア事例

このページではクラフトソンが目指す「アイデアの事例」を、社会の事例と合わせて掲載します。
「工芸」をベースに新しい「使い方・接点・技術」をかけ合わせ、「サービスやプロダクトそのもの」をアイデアを考えていければと思います。

製造プロセスのバグを生かした事例

PASS THE BATON

PASS THE BATONでは、「NEW RECYCLE」をコンセプトに多くの企業やブランドと様々な取組みをしています。企業の持つデッドストックや、諸事情により処分対象となったアイテムにPASS THE BATON のエッセンスやアイデアをプラスし、新たな命を吹き込み改めてプロダクト化するなど、生産の過程で生まれたモノを使って新たな価値を見出しています。

むす美×PASS THE BATON 『FUROSHIKI ─paint over─』

風呂敷ブランド‘むす美’とPASS THE BATONのオリジナルコラボレーションアイテム。染めムラやにじみなどの様々な理由で基準をクリアすることができなかった風呂敷に、オリジナルのグラフィック「‘PASS THE BATON’のコンセプトメッセージ」を日本の伝統技法“手捺染(てなせん)”によりオーバープリントしているプロダクトです。

廃棄衣料をアップサイクルしたブランド「commpost (コンポスト)」

株式会社アーバンリサーチより、廃棄衣料をアップサイクルしたサステイナブルプロダクトブランド「commpost (コンポスト)」が誕生。素材分別が難しい廃棄繊維を色で分けて付加価値のある素材にリサイクルする研究を行っている「Colour Recycle Network (カラーリサイクルネットワーク)」との協働によって、新素材と新製品を研究開発しました。

社会環境のバグを生かした事例

Uber

配車アプリサービスを提供するUber(ウーバー)。公共交通機関が発達していない地方では、マイカーは仕事や生活に欠かせません。マイカーで比較的稼働率が高いのは通勤ですが、1日の稼働率は8%ほどで、ほとんど駐車場で待機している状態ということが分かりました。マイカーの稼働率を上げて、得する方法は?という観点からUberが誕生しました。

Cycle to Work

満員電車解消策として自転車通勤者を増やすイギリスのプロジェクト。イギリスではコロナ感染対策として、政府が「公共交通機関の利用を止めて、徒歩か自転車での通勤」を奨励しています。その公的支援策として導入されているのが「Cycle to Work」。もともとは、健康的な通勤を促進することと、環境汚染の改善策として、1999年から存在する制度ですが、新型コロナの流行により更に制度を充実させています。

インターネットヤミ市

現実空間で開催される「インターネットっぽいもの」を自由に売ることができるフリーマーケット、「インターネットヤミ市」。これまで国内だけではなくベルリンやニューヨーク、台中など世界各地で開かれてきました。ヤミ市で売られているのは、何気ないツイートをまとめたZINEやフリー素材のイラストが刻印されたバナナなど、普通の市場ではお目にかかれないような商品ばかり。巨大なデジタル・プラットフォーマーの台頭によってかつての「自由」さが無くなったインターネットに対し、あえて人と人とが直接介することでApp Storeでは販売できないようなものを売買するという斜め上のアプローチを行っています。

開発プロセスでのバグを生かした事例

コーンフレーク

1898年、ケロッグ兄弟がレシピの開発をしている最中に、煮えた小麦をそのまま放置してしまい、生地がパサパサになってしまいました。この生地をどうにか使えないかと生地を延ばして炙ってみたところ、かりかりの小麦の薄片を作ることに成功し、コンフレークが誕生しました。

コカ・コーラ


元々コカコーラは薬用目的とした飲料で、1885年アメリカで禁酒法が施行されるまではワインとコカ(一種の嗜好品)を使用し、うつ病や神経衰弱症に効果のある調合薬として宣伝されていました。禁酒法後、炭酸水とコカを調合して飲んでみると、とても美味しいことに気付き、販売することに。こうしてコカ・コーラが誕生しました。

ポストイット

1969年、アメリカの化学メーカー3Mの研究員スペンサー・シルバーは、とても弱い接着剤を作り出しました。紙などの軽いものを粘着でき、取り外しのできる便利な接着剤だったが、当時は使い道が全く思いつきませんでした。しかし数年後、同社研究員フライが「本に紙を貼ることができないか」と提案したことをきっかけにポストイットは誕生しました。

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