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Roooots 瀬戸内の名産品リデザインプロジェクト 2013

「Roooots 名産品リデザインプロジェクト」は、国際芸術祭開催をきっかけに、地方の名産品と世界のクリエイターに目を向け、持続可能な地域振興に結びつける恊働プロジェクトです。1万6千人が登録するクリエイターポートフォリオサイト「awrd.com」を通して名産品のパッケージデザインを募集し、選ばれたクリエイターと各地域のメーカーが対話を重ね、恊働することで新しいマーケットに向けたアイテムを生み出します。

募集終了 2012/11/07(水) - 2013/01/10(木)

芸術祭と瀬戸内地域

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「瀬戸内国際芸術祭」について  

瀬戸内国際芸術祭は、瀬戸内海の島々を舞台に開催する現代アートの祭典です。内海と島々の織りなす美しい景観を持ち、古来より海を通じて文化・経済の交流を生み出してきた瀬戸内地域ですが、世界のグローバル化・効率化・均質化の流れの中で、過疎化・高齢化が進んできました。そんな中、今から20年ほど前、福武総一郎氏が直島エリアを中心としたアートによる地域再生の取り組みを始めました。ベネッセハウスや地中美術館の設立、家プロジェクト、犬島アートプロジェクトといったアート活動により、多くの美術愛好家が島を訪れるようになったのです。この流れを受け、アートを通じて瀬戸内地域が持つ魅力や歴史・文化を再発見し、人々が訪れる場所を生み出すことを目指して、2010年7月にはじめて「瀬戸内国際芸術祭」が開催され、国内外から大きな反響がありました。そして、次回となる2013年は、新たに中西讃の島々を開催地として加わり、春、夏、秋と3つのシーズンを通じて開催されます。 >>>「瀬戸内国際芸術祭2013」Webサイト






瀬戸内地域ってどんなところ?

豊かな内海と島々が織りなす美
瀬戸内地域の魅力といえば、かつて、シーボルトやトーマス・クックなど幕末から明治にかけて欧米から来日した人々がその美しさを絶賛したほどの美しい景観。湖のように静かな海面、点在する多くの島々、白砂青松の浜、段々畑などの親しみ深い景観と豊かな自然が息づいている場所です。

漁場としても有名な瀬戸内海は、サバやイワシ、イカ、タコ、フグ、海苔など豊富な種類の海産物で、日本の食卓を支えてきました。また、瀬戸内海には関サバ、関アジなどの高級ブランドといわれるような海産物が多いのも特徴です。

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日本の歴史を支えた航路、その光と影

島国日本の歴史において、海上交通路として重要な役割を果たしてきた瀬戸内海。古代においては、遣隋使遣唐使が航路として利用し、中世においては海賊衆が活躍。近世以降は関西エリアを中心とした通商の舞台となるなど、日本の経済・文化に欠かせない交流地点でした。

1960年代以降、この美しい風景地の一部では、高度経済成長とともに、大規模な工業開発が進められ、経済発展と引き換えに深刻な環境汚染を引き起こしました。瀬戸内海は、日本の影の側面も含め、歴史と文化が蓄積している場所といえます

リデザイン対象となる名産品

以下の中から、リデザインしたい名産品を選択してください。1組で複数のデザインを応募することも可能です。応募する名産品の数に上限はありません。

★お知らせ:アップロードがうまく行かないなどのエラーにより1/10中に応募が出来なかった方の応募受付は、1/14 20時で閉め切ります。該当する方でまだ事務局への連絡をされていない方はこちらからお問い合わせください。

01. 高松城をイメージした伝統の味「瓦せんべい」

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昔から変わらない製法(焼き方)。瓦の形状は先代が高松城の瓦をモチーフに考え出した。原料に香川県の契約農家の砂糖(白下糖)を使用している。卵や小麦は、出来る限り県内産を使用するようにしている。歯ごたえがあり、香ばしい。現状の顧客層は中年以上の女性だが、これから幅広い層のファンを開拓していきたい。

製造者:株式会社 宗家久ツ和堂
http://www.kutsuwado.co.jp/

Maker’s Voice – 生産者に訊いてみました

瓦せんべいづくりは、生地づくりから焼き、削りまで、すべての工程で職人の経験と勘、高度な手業が求められます。長年、瓦せんべいをつくりつづけてきた工場長からは「新しいマーケットにチャレンジするような楽しさと伝統とを併せ持つデザインが望ましい」との期待の声がありました。

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・撮影/インタビュー: 桑原康介(アートフロントギャラリー)

02. 形も、味もデザインできる「くつわせんべい」

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古くから親しまれている、さぬきの銘菓。小麦粉や卵を主材料に、みそ、あずき、ゆずなどの風味をきかせて焼き上げた、バラエティ豊かなせんべい。サクサクと軽い触感で、子供からお年寄りまで親しまれる味。

製造者:株式会社 宗家久ツ和堂
http://www.kutsuwado.co.jp/
http://www.kutsuwado.co.jp/okashi/kutsuwasenbei.html

03. おいもの風味豊か、鮮やかな「紫芋クッキー」

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岡山県玉野市の番田産のさつまいもを使用したクッキー。さつまいもをパウダー状に加工したものを生地に練り込んでいるため、鮮やかな紫色がでている。着色料は不使用。素朴な甘さが特徴。素材には地場産のものをできるだけ使用し、地道に長く愛される商品づくりを心掛けている。現状、ご年配の女性層からのリピートが多い。

製造者:株式会社なかや宗義
http://www.nakaya-m.com
http://www.nakaya-m.com/story5-6.html

04. 貴重な100%小豆島産オリーブオイル「エキストラバージンオリーブオイル」

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材料は100%自家製。オリーブの木は太陽の光が届くよう手作業で剪定。実は手摘みで収穫し、48時間以内に油を搾る。限定生産のため、年間で600kgしか製造できない。オリーブの品種は「ミッション」「ネバジロ」「ルッカ」など。「丁寧に届ける」が信条。

製造者:三枝造園
http://ww81.tiki.ne.jp/~saegusa/


Maker’s Voice – 生産者に訊いてみました

20kgのオリーブの実から採れるオイルの量は、たった2kg。収穫からパッケージまで、すべてが手作業で行われています。絞りたての新鮮なオリーブオイルは、生でいただくのがお薦めです。まだまだ生産量が需要に追いついていない状況ですが、貴重かつ高品質な国産オリーブオイルの価値が伝わるようなパッケージデザインが求められています。

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・撮影/インタビュー: 桑原康介(アートフロントギャラリー)

05. 船旅のおともに、小魚のおつまみ「瀬戸内の玉手箱」

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伊吹島で製造。明治創業で、従業員は3名。静かな内海で採れるいりこは実が柔らかく出汁がよく出る。海から加工場までの距離が近いため、鰯などの鮮度が落ちやすい魚でも新鮮な状態で加工できる。瀬戸内海の海水で茹で、うまみを最大限に生かした仕上がりになる。近年は、海が綺麗になったことで、逆に漁獲量が落ちている。

製造者:株式会社ダイブン
http://www.iriko.jp

Maker’s Voice – 生産者に訊いてみました

通常のいりこは、手作業で魚種や大きさによって細やかに選別し、パッケージ化しています。この商品はあえて選別の作業を行わないことで瀬戸内海の豊かさを伝え、同時に製造者の負担をおさえることを目指しています。

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・撮影/インタビュー: 桑原康介(アートフロントギャラリー)

06. 出汁に良し、食べて良しの瀬戸内海の恵み「瀬戸内いりこ」

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伊吹島で製造。明治創業で従業員は3名。

静かな内海で採れるいりこは実が柔らかく出汁がよく出る。業務用のニーズが多く、上ランクは有名料亭で使用されている。海から加工場までの距離が近いため、鰯などの鮮度が落ちやすい魚でも新鮮な状態で加工できる。瀬戸内海の海水で茹で、うまみを最大限に生かした仕上がりに。近年は、海が綺麗になったことで、逆に漁獲量が落ちている。

製造者:株式会社ダイブン
http://iriko.jp/





07. 地元産にこだわって丁寧につくったお菓子「わさんぼん 讃岐の檸檬・讃州大黒」

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地場産の素材を生かし、真摯に、丁寧なお菓子作りを心がけている。

《讃岐の檸檬》香川県産(三豊)のレモンをじっくりと砂糖漬けにして乾燥させ、讃岐特産の和三盆をまぶしている。さわやかなレモンの風味と和三盆の相性が抜群。


《讃州大黒》讃岐産の黒豆「香川黒1号」の中でも特に大粒で品質の良い「讃州大黒」を六昼夜の手間暇をかけて仕込み、讃岐特産の和三盆で仕上げた。

製造者:夢菓房たから
http://e-takara.jp/

08. 海の幸・山の幸がぎゅっとつまったおかず味噌「にんにくいりこ味噌」

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香川県産のニンニクやセロリといった野菜と、特産のいりこを合わせたおかず味噌。香川県産の野菜を県外へ発信することを目指して開発された商品。ニンニクは臭いをおさえるように工夫されている。ユーザーはご年配層が8割、リピーターが多い。

製造者:オフィス十夢(とむ)


09. 古代米のお酒「リセノワール」

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宇多津町産の古代米で造ったお酒。

口の中に広がるフルーティーな香りと爽やかな風味、酸味と甘さのバランスがよく、女性に人気。鮮やかなピンク色は、古代米に含まれるアントシアニンという天然色素によるもの。ポリフェノールが含まれ、美容・健康への効果が期待される。商品名の「リセノワール」は、黒い米の意味。


製造者:勇心酒造株式会社
http://www.yushin-brewer.com/

Maker’s Voice – 生産者に訊いてみました

リセノワールは、杜氏の西原さんの化学の知識と手づくりによる酒造りの経験によって生まれたお酒。天然の色・香りは非常に繊細で、光や温度上昇を避けて保管する必要があります。地元産の古代米を使ったオンリーワンのお酒として打ち出していきたいと考えています。

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・撮影/インタビュー: 桑原康介(アートフロントギャラリー)

10.一本の竹から生まれる伝統のうちわ「丸亀うちわ」

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「丸亀うちわ」は、江戸時代は「武士の内職」として、また明治以降は「丸亀の地場産業」として発達した。現在は、全国竹うちわ生産量の8~9割のシェアを占めている。他の産地のうちわとは異なり、一本の竹でできているため節が途中にある骨造りとなっている。強さ・しなやかさが特徴。
デザインが選ばれた際には、他の商品へのデザイン展開をお願いする可能性あり。

製造者:うちわ工房 三谷
http://www16.ocn.ne.jp/~polca/kobotake.html

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