鉄工島=鉄工所の島。工場×クリエイターの縁結びにより生まれる「鉄工島文化」の発火点
『鉄工島FES』とは大田区のモノづくりの最前線の人工島「京浜島」で開催される音楽とアートの祭典です。今年はこのフェスティバルの一環で、初の『鉄工島アイデアジャンボリー』を開催します。
羽田空港からすぐ目と鼻の先にあるこのエリアに、あなたは来たことがありますか?
ここには、シリコンバレーに送る半導体を作る旋盤工の人々、潜水艦のような浄水装置を作る工場、ロケットの先端やパラボラアンテナを作る技術、そして「ものづくりの魂」があります。
『鉄工島FES』では、これら京浜工業地帯の豊かな技術と歴史を再発見し、ここで働く人々とアーティスト達とのコラボレーションを発生させ、新しい時代の表現を生みだしていくことを目的としています。
『鉄工島アイデアジャンボリー』とは?
アーティスト、クリエイターとこの京浜島との、更なるコラボレーションの可能性を広げ、「鉄工島文化」を発展させていくために、このプロジェクトの企画をいたしました。
アーティスト、クリエイターの皆さんに、京浜島の工場を見ていただくことからスタートし、普段は会うことのなかったはずの二つが出会うことにより、新しい視点や作品が生まれるきっかけの場をつくります。
そして、2021以降の未来創造の交差点をつくりたいと思っています。
「0」から「1」を生み出す。
それは、職人も、アーティスト、クリエイターも同じ。
ものづくりに関わる技術や気づきの中で学び、交わり、さらなる創造につながる。
そんな原体験が、『鉄工島アイデアジャンボリー』のきっかけです。
モノづくりの最前線「京浜島」で新しいものを生み出したいアーティスト・クリエイターの方々のご参加をお待ちしています。
「鉄工島FES 2017 Art 藤元明」©越間有紀子
『鉄工島アイデアジャンボリー』のプログラム
参加者の方にはオープンミーティングに参加し、島内の工場を見学してもらい、京浜島を知り、工場の技術や工場で働く方々との交流を通して、京浜島で実現したいアイデアを募集します。
※詳細はスケジュールと募集要項をご参照ください。
考えたアイデアは11/2(金)に審査員の前でプレゼンテーションしてもらい、11/4(日)FES当日に会場でプラン展示することができます。グランプリ受賞の方には、BUCKLE KÔBÔ1年間利用特典と来年度開催予定の鉄工島FESに招聘アーティストとして参加することができます
1.京浜島のことを知る
事前に行われるオープンミーティングや、 オープンBBQ、京浜島工場見学ツアーのいずれかに参加。『鉄工島FES』や島内の工場について知っていただき、交流を通してアイデアを練ります!
2.京浜島で実現したいアイデアを応募する
個人あるいはチームでアイデアをまとめて、AWRDの応募フォームから応募します。(およそ25組を上限と想定しています。)
3.工場の皆さんの前でプレゼンテーションする+審査員のジャッジ!
応募したアイデアを11/2(金)に審査員の前で応募者がライブでプレゼンテーションします。
4.『鉄工島FES』でアイデアプランを展示して一般投票
応募したアイデアプランを会場で展示します。来場者の一般投票が行われます。
5.受賞者決定
グランプリ受賞の方には、京浜島のアートファクトリー「BUCKLE KOBO」1年間利用特典と来年度開催予定の鉄工島FESに招聘アーティストとして参加することができます。
※詳細はスケジュールと募集要項をご参照ください。
「鉄工島FES 2017 PBC Live」©鈴木雄介
応募対象
・『鉄工島FES』の想いに賛同し、意欲的に関わってくださるアーティスト、クリエイター、エンジニア、建築家、研究者などを募集します。
・年齢・性別・実績は問いません。
・個人でのお申込みも、グループ、ユニットでのお申込みも可能です。
・事前に開催されるオープンミーティング、オープンBBQ、京浜島見学ツアーに最低一回は参加し、アイデア発表、プラン展示にご参加いただける方。
こんな方におすすめ
・鉄を使った作品やプロダクトを作ってみたい
・京浜島の環境を使ってパフォーマンスや展示インスタレーションを企画してみたい
・京浜島エリアにある技術や人からインスピレーションを得たい etc…
募集人数
25組程度(募集人数を超えた場合、実行委員会により応募者を選出します)
応募に必要なもの
実現したいアイデア作品のプランと応募者情報を応募時にご用意下さい。
・実現したいアイデア作品の画像
アイデア作品プランのスケッチ、参考作品写真など応募するアイデアのイメージ・世界観などがわかるもの。1エントリーにつきカラー写真最大4点まで投稿可能です。
※この写真は応募時点でサイト上に公開されます。
・実現したいアイデア作品の詳細(800字以内)
*このテキストは応募時点でサイト上に公開されます。
※アイデア作品の参考になる他のページがある場合はそのURLも含む。
・応募者情報
・アイデアジャンボリー参加動機
・アイデアジャンボリーに期待すること
応募方法
・お申込み前に開催概要、応募規約と『鉄工島FES』についてを必ずご確認ください。
・募集人数が限られています(およそ25組)ので、参加ご希望の方はお早めにアイデアをご応募ください。
全体スケジュール
上記事前イベントのうち1つに必ずご参加ください。複数回数の参加も、もちろん歓迎です。
※事前イベントのお申し込みは終了しました。
10月4日(木)19:00~ |
オープンミーティング@BLOCK HOUSE(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6−12−9) |
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10月11日(木)18:00~ |
オープンBBQ@BUCKLE KÔBÔ(〒143-0003 東京都大田区京浜島2丁目11−7) |
10月13日(土)13:00〜(予定) |
京浜島工場見学ツアー①@BUCKLE KÔBÔ |
10月18日(木)16:00~(予定) |
京浜島工場見学ツアー②@BUCKLE KÔBÔ |
10/28(日) |
アイデア応募締め切り |
11/2(金) |
応募したアイデアを審査員の前で発表、アイデアプラン(ポスター形式B2サイズまで)を提出 |
11/4(日) |
『鉄工島FES』でプラン展示(一般投票による「オーディエンス賞」も設けます) |
11月中旬ごろ |
受賞者発表(予定) |
審査員
田中偉一郎
1974~東京在住。このせかいのほとんどには意味が無い。その"ほとんど"を扱う現代美術作家。ノーメッセージマンであり、ストリート・デストロイヤーであり、板Phoneエンジニアであり、クリエーティブ・ディレクターであり、ラジオ体操アドリバーでもある。Eテレ「シャキーン!」にて出演中。著書に「スーパーふろくブック(コクヨ)」、「やっつけメーキング(美術出版社)」など。
岩沢兄弟
有限会社バッタネイション
2000年活動開始、2002年法人化。インテリアデザイン、家具・什器・大道具などの立体物設計だけでなく、映像・音響機器、IoTツール、FAB機材などのデジタルツールも活用して、場所とひとの新しい関係をつくる空間デザイン兄弟ユニット。オフィスやラウンジ、共創空間、プロジェクト拠点などの空間デザイン実績多数。最近では、東京アートポイント計画のアートプロジェクトの一つ「HAPPY TURN/神津島」で新たな活動拠点づくりにも取り組んでいる。 Website: http://battanation.com
須田眞輝
株式会社須田鉄工所代表取締役。鉄工島FES実行委員会代表。