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『Wheeebo』とは

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『Wheeebo』は、ユーザーの潜在課題・ニーズを抽出し、試作を繰り返しながら市場のニーズを反映したソリューションを創出するデザインシンキング手法を取り入れて開発されました。円形のボード上で進みたい方向と逆に体重をかけるとセンサーが傾きを検知し、モーターとプロペラの駆動で水面の移動を楽しむことができます。

本サービスは、ビーチや湖など穏やかな波の水面で、利用者によって様々な楽しみ方を発見していただく新しい遊びとして、主に国内外のマリンアクティビティを楽しむファミリー層をターゲットに、小学校高学年からシニアまで幅広いユーザーに利用いただくことを想定しています。

『Wheeebo』特設ページ:https://www.yanmar.com/jp/wheeebo/

製品仕様

サイズ:直径140cm/150cm(用途・体重によって選択可)

速度感:人が少し速足で歩く速度(最大3ノット)

駆動方式:電動モーター

動力源:専用ニッケル水素バッテリー

稼働時間:1回の充電で、3〜4時間

速度調整:ハンドリモコンによる2段階速度切替え

利用場所:波の穏やかなビーチ、海、湖など

特徴

スローに楽しむ

周りの自然を眺めたり、水中をのぞいたり。誰でもライセンスなしで、ゆっくりマイペースに楽しめます。

直感的に動かせる

進みたい方向と逆に体重をかけ、重心移動を行うだけ。シンプルな操作性なので、乗ったその日から簡単に操作ができます。

多彩なフィールド

使える場所は海だけじゃない。湖や池、川、プール、水路など、アイディア次第でいろんな水辺での体験を楽しめます。



主催者インタビュー

水辺の新たなワクワク体験を提供する『Wheeebo』の開発責任者のヤンマー株式会社 社長室 コネクティッドビジネス室 第一グループの小山博幸氏、そして同グループでプロジェクトの統括を担う佐藤竜宏氏並びに本郷昌子氏に、『Wheeebo』の魅力や特性、アワードへの期待についてお伺いしました。


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ヤンマーがユーザーに提供できるワクワクって?

ーー『Wheeebo』開発のきっかけを教えてください。

小山:ヤンマーは「A SUSTAINABLE FUTURE」の理念のもと、私たちが目指すべき豊かな未来を4つの社会に定義し、その実現に向け活動しています。ビジョンの一つに、”ワクワクできる心豊かな体験に満ちた社会。”がありますが、建機や農機など産業機器をメインに取り扱う当社が、一般消費者向けにワクワクを直接提供できるようなプロダクトはほとんどありません。そのような課題意識がある中、誰でも気軽に使えるプロダクトアイデアとして出たのが『Wheeebo』でした。

『Wheeebo』の原型が生まれたのは、スタンフォード大学を発祥とするデザイン思考を用いてグローバル企業から提示される課題のソリューション創出に取り組む産学連携プログラム「ME310/SUGAR」です。弊社は2016年から2017年にかけて参加し、私たちが出した「ビーチリゾートでだれもがワクワクできるソリューション」といったお題に対して、スウィンバーン工科大学と京都工芸繊維大学の学生が開発したプロトタイプがもとになっています。

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ヤンマー株式会社 小山博幸氏(Wheeebo開発責任者)


ーー『Wheeebo』のコンセプトは何でしょうか?

小山:『Wheeebo』のコンセプトは、”ゆるっと遊ぼう”。海や湖、川、公園、街など様々な場所においてアイデア次第で楽しみ方は無限に広がります。子どもも大人も誰でも楽しめて、決まった使い方もありません。身体の力を抜き、ゆったりとした心で乗ってほしいです。

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水上でゆるっと読書やお茶もできる、一人乗り『Wheeebo』

ーー『Wheeebo』の魅力はどのようなところにあるのでしょうか?

小山:一番の特徴は、直感的に操作できることです。進みたい方向と逆に体重をかけ、重心移動をするだけのシンプルな操作で動かせるので、特別な免許や資格は必要ありません。

本郷:スローに楽しめるところも魅力です。直径140~150cmサイズと広く安定性もあるので、『Wheeebo』に寝転がって本を読んだり、お茶を飲んだりすることもできます。漕ぐのに疲れるなんてこともありません。周りの自然を眺めたり、水中をのぞいたり、誰でもマイペースに楽しめます。

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ヤンマー株式会社 本郷昌子氏


ーー他の水上アクティビティとの違いやおもしろさはどのような点ですか?

小山:誤解を恐れずに言うと、マリンスポーツらしくないところです。技術的にはワンジェットで360度、好きな方向に動かすことができます。でも、乗る人に直感的に動かしてもらいたいので、機械らしくきちんと動作する設計にあえてしていません。

『Wheeebo』は、基本的におもちゃなんです(笑)。僕たちもまだ見つけられていない多様な可能性を秘めていると思います。どんどん『Wheeebo』に乗っていただき、ユーザーの方に新しい遊びを作ってもらいたいです。

ーー実際に試乗して楽しかった点はどこでしょうか?

佐藤:簡単に乗れると思っていたのに、意外にも難しかったことです。イベントで様々な国籍の子どもから大人まで『Wheeebo』に試乗していただいていますが、大人よりも子どもの方が乗りこなすのは早い印象です。直感的に操作するものなので、頭で考えがちな大人よりも子どもの方がコツを掴むのが上手いのでしょう。

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ヤンマー株式会社 佐藤竜宏氏


本郷:私は『Wheeebo』に初めて乗った時、今までにない新しい感覚だと思いました。自分で水の中を泳ぐ感覚とはまるで違います。水の上に立てた嬉しい気持ちと、体重移動だけで動く感覚が新鮮でした。

水とのコミュニケーションを広げるアイデアで、水辺の過ごし方が変わる

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ーーAWRDに応募する方々にメッセージをお願いします!

佐藤:『Wheeebo』は上に乗って使うイメージが強いと思いますが、水との触れ合いを楽しむために生まれたプロダクトです。今よりも、水とのコミュニケーションを広げられるようなアイデアが出たらいいですね。スピードがなくても楽しめるプロダクトなので、マリンアクティビティの可能性が広がるのではとワクワクしています。

本郷:『Wheeebo』なら水着やウェットスーツを着用せず、服のまま水の上で過ごすこともできます。スポーツとして楽しむこともできるけど、文化的にも使えるところが『Wheeebo』の魅力。陸でやることが当たり前のものを水上に持ってくるだけで、新しい視点が生まれるかもしれないなと期待しています。

(Text by 北川由依)


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