YouFabは、Fab(ものづくり)の先にある、新たな問いを持ったクリエイションを募集します
「デジタルとフィジカルを横断し、結合する創造性 = Fab (ファブ)」。
YouFabは、Fab(ものづくり)の先にある新たな問いを持ったクリエイションを評価し、贈賞するアワードです。 常識に挑む。常識に抗する。常識をHackする。そんなスピリットに溢れた挑戦に、YouFabは強く期待します。 プロダクト、建築、アート、パフォーマンスやプロジェクトなど、形式は問いません。 企画書、設計図などの構想段階ではなく、具体物として完成していること、実施されていること、 運用されていることがエントリー条件です。 すでに発表済みの作品も応募可能です。個人、グループ、企業での応募も可能です。
今年のテーマ
コンヴィヴィアリティ - Conviviality
古いOSと新しいOSのはざまから生まれ出てくるもの
世間を騒がせている事件や騒動を見ていると、古い時代のシステムがいよいよ限界を迎えているのだなという思いを新たにする。それがビジネスでに関わることであろうが、文化に関わることであろうが、政治に関わることであろうが、小手先のアップデートではもはや対応できないような困難が次から次へと表出しては、システム全体の限界がさらに明らかになっていく。小さな問題だと思って改善に手をつけはじめたら、芋づる式に業界や産業全体のあり方の問題、法体系の問題、あるいは根深いマインドセットの問題に行き着いてしまい、結局のところ問題のありかを見失ってしまうのは、ありがちなことだ。(全文は公式サイトよりご覧ください)
若林恵 / YouFab 2019 審査員長
募集対象
アワード名:YouFab Global Creative Awards 2019
プロダクト、アート、建築から、パフォーマンスアートやワークショップなどのプロジェクトまで、 デジタルとフィジカルなものづくりの連携から生まれた実験や活動、作品が対象です。 企画書、設計図などの構想段階ではなく、具体物として完成していること、実施されていること、運用されていることがエントリー条件です。 すでに発表済みの作品も応募可能です。
賞について
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グランプリ(1点)
トロフィー/賞金1000USD
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準グランプリ(1点)
トロフィー/賞金500USD
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学生部門賞(1点)
賞状/賞金300USD
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一般部門賞(1点)
賞状/賞金300USD
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特別賞
Coming Soon(詳細は決定次第アナウンスします)
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入賞(複数)
賞状
全体スケジュール
特別賞は、独自の審査基準で審査を行います。詳しくは公式サイト上の特別賞ページにてご確認ください。
募集期間 |
2019年8月1日(木)〜2019年10月31日(木)12:00(日本時間正午) |
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一次審査結果発表 |
2019年12月中旬予定 |
最終結果発表 |
2020年1月上旬予定 |
授賞式 |
2020年3月上旬予定 |
審査員
若林恵
編集者
1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後,雑誌,書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。著書『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行)。
林千晶
株式会社ロフトワーク 代表取締役
2000年にロフトワークを起業。Webデザイン、ビジネスデザイン、コミュニティデザイン、空間デザインなど、手がけるプロジェクトは多岐に渡る。グローバルに展開するデジタルものづくりカフェ「FabCafe」、素材に向き合うクリエイティブ・ラウンジ「MTRL」、クリエイターとの共創を促進するプラットフォーム「AWRD」などを運営。MITメディアラボ 所長補佐、森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す「飛騨の森でクマは踊る」代表取締役社長も務める。
Leonhard Bartolomeus
Artist collective ruangrupa &Gudskul Ekosistem
1987年インドネシアのJawa Barat / Depok生まれ。オープンエデュケーションプラットフォームを展開するジャカルタを拠点とするアートコレクティブ、「Ruangrupa dan Gudskul Ekosistem」のメンバー。Jakarta Institute of Artで陶芸を学び、インデペンデントキュレーターとしてインドネシアの歴史上の問題に取り組み、近年ではオープンエデュケーションや共同プロジェクトを多数手がける。2013年には最初の本、「Publik dan Reklame di Ruang Kota Jakarta」をKarbonjournal.orgとの共著で発表。ジャカルタ、スマラン、スラバヤのキュレーター達とともにキュレーター集団・KKK(Kolektif Kurator Kampung)を結成。2019年7月に山口情報芸術センター(YCAM)のキュレーターチームに参加・着任。
松村圭一郎
岡山大学文学部准教授/文化人類学者
エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを行い、富の所有と分配、貧困や開発援助などについて研究。エチオピアから中東への海外出稼ぎ女性の映像を撮り続ける。『所有と分配の人類学』(世界思想社)で発展途上国研究奨励賞(2009)・澁澤賞(2010)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)で毎日出版文化賞特別賞(2018)を受賞。その他の著書・編著に『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。