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グローバルを目指すスタートアップに必要なコミュニティのつくり方

サービスやプロダクトにおいて、関連する領域のプレーヤーをはじめとするコミュニティづくりは、ファンづくりのみならず、ブランド構築に不可欠な戦略の一つとして、スタートアップをはじめとする企業に取り入れられています。

なぜコミュニティが必要とされるのか、どのようにコミュニティを広げていけば良いのか。今回は、グローバルな展開を行うプロジェクト「NEWVIEW」を通してコミュニティから生まれるさまざまな価値とその構築方法についてご紹介します。

※この記事は過去にAWRDで開催されたプロジェクトをご紹介したものです。

XRで世界を目指す、日本発のスタートアップ企業の挑戦

世界のAR(拡張現実)およびVR(仮想現実)などのXR(クロスリアリティ)市場規模が拡大を続けるなか、大手企業もメタバースへの参入が目立つようになりました。そんななか、2017年より世界に向けてXR市場の拡大を狙い続けているのが「STYLY」という新しいXRプラットフォームを運営するPsychic VR Labです。

「STYLY」のユーザー市場をグローバルに展開する目標を掲げるPsychic VR Labは、株式会社パルコ、株式会社ロフトワークと共に、次世代アーティストを発掘・育成・発信するプロジェクト「NEWVIEW」を立ち上げました。そこで軸となったのが、共通の目的を持つユーザーたちが繋がれるコミュニティを世界中で生み出すことでした。

■プロジェクトで行ったコミュニティ戦略
・グローバルアワードの開催
・世界中の多様なジャンルのアーティストへアプローチするため、FabCafeを通じたミートアップ
・受賞作品を世界に発信、体感型の展示会を日本で開催
・XRを総合芸術として学ぶアートスクール「NEWVIEW SCHOOL」を展開

グローバルアワード「NEWVIEW AWARDS」

主催:Psychic VR Lab、株式会社パルコ、株式会社ロフトワーク
URL:https://newview.design/awards

3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクトとして「NEWVIEW」は2018年1月に始動しました。当時はXRの黎明期、コンテンツは、プログラマーやエンジニアによるゲームやアミューズメントが占めていました。そこで、未開拓の領域であるファッション、カルチャー、アートカルチャーに着目し、アーティストやクリエイターが集うプラットフォームを目指しスタートしたのが、ファッション、カルチャー、アート分野にフォーカスしたXRコンテンツ・アワード「NEWVIEW AWARDS 」です。全世界を対象に公募し、3次元の表現と体験を新たにする作品を募りました。

2021年の審査員

左上から)宇川直宏/現”在”美術家|DOMMUNE主宰、Zowie Broach/Royal College of Art Fashionプログラム責任者、Lu Yang/アーティスト、imma/バーチャルヒューマン、左下から)Baboo LIAO/劇場演出家、Tina Sauerlaender/キュレーター・ライター、David OReilly/マルチディシプリン・アーティスト、Jakob Kudsk Steensen/アーティスト・ディレクター、磯 光雄/アニメーター・演出・脚本家

2018年からから続く「NEWVIEW AWARDS」では、宇川直宏氏(DOMMUNE)らなど映像、音楽、ファッション、アートなどのフロントランナーを世界中から迎え、ミートアップイベントやメディア露出など、受賞者が世に羽ばたくための施策などを積極的に行い、これまでXRに接していなかった層へのアプローチを行いました。

受賞作品を世界に発信、体感型の展示会を日本で開催

2021年グランプリ/タイトル「Neo Tengri」Creator:Ardak Mukanova
https://awrd.com/award/newviewawards2021/result 

多様なジャンルのアーティストやクリエイター層へのアプローチの結果、過去3年間の開催で世界15ヶ国計622作品がエントリーしました。
賞金のほか、東京・渋谷の「GALLERY X BY PARCO」での展示やDOMMUNEでの番組化の権利をえて、更なる活躍の場を広げています。

渋谷PARCOでのリアル会場とSTYLYでのバーチャル会場の両フィールドで実施するXRの超祭典

FabCafe Global・NEWVIEW CYPHER

全ての表現者に開かれたコミュニティ活動で多様なジャンルのアーティストと実験的作品を仕掛ける

FabCafeバンコク

「NEWVIEW」の海外進出において、大きな役割を担うのが海外でのユーザーコミュニティ作りです。そこでロフトワークがプロデュースを行うデジタルものづくりカフェ「FabCafe」の海外拠点が持つコミュニティを活用し、クリエイターを集め「STYLY」に触れながら作品制作するハンズオンワークショップや3次元空間での制作についてのインタビューを実施。

これにより、各地域における「STYLY」コミュニティを根付かせながら、ユーザーインサイトを掴み、アワードの応募へと繋げていきました。

さらに、あらゆるジャンルのクリエイティブ表現をフリースタイルに表現し合うXRのコミュニティプラットフォーム「NEWVIEW CYPHER」を2020年にスタート。ここでは、クリエイター同士が集い、アイデアの発想から作品制作、作品披露までを1ヶ月の短いサイクル=1シーズンで実施しました。

NEWVIEW SCHOOL

XRを総合芸術として学ぶアートスクールを展開。次世代クリエイターの発掘・育成・交流・発信までを行う

「NEWVIEW」は新たな取り組み「NEWVIEW SCHOOL」を2019年に開講しました。

東京・京都で開講した「NEWVIEW SCHOOL」は、「総合芸術としてのXR」を学ぶ、新しい表現の学校です。XRの基礎技術や多様なアプローチを学ぶことができるほか、STYLYやUnity(ユニティ)*のトレーニングも行われています。

講師陣は、アート、音楽、建築、ファッションなどの業界でデジタル技術を取り入れてきたパイオニアたち。講義を行うだけでなく、実習として学生の制作物に対してフィードバックを行い、作品全体の質を高めるための指導を行います。また、様々なジャンルのゲスト講師を招聘し、xRだけにとどまらない幅広い表現指導を行うことで、アーティストの育成に寄与。

NEWVIEW SCHOOLプログラムの受講生は、その後のステップとして「NEWVIEW AWARDS」へのエントリーへ進むことができます。結果として、受講生の中からファイナリストが選出されるなど好成績を収めたほか、アワード後もNEWVIEW コミュニティの一員として活躍を続けています。2020年は、台北にも「NEWVIEW SCHOOL」は進出し、さらにコミュニティの拡張を続けています。

*ユニティ・テクノロジーズが開発するゲームエンジン。モバイルゲームやパソコンゲーム、ブラウザゲーム製作などに用いる。 

「NEWVIEW」シリーズページへ:https://awrd.com/series/newview

コミュニティづくりを活性化する、クリエイティブプラットフォーム

「AWRD」は、それぞれの人が持つクリエイティビティやアイデアと、世界中のプロジェクトをつなぐオープンプラットフォームです。AWRDによって企業や社会はクリエイターに挑戦的な問いを投げかけ、彼らのクリエイティビティが社会を前進させるアイディアと解決策を創り出します。クリエイターには活躍の場を、企業や社会には新しい価値の創造を。そんなオープンコラボレーションを創り出していきます。

こんな方におすすめ
・これまでにない視点で新商品・プロジェクトを世界へPRしたい
・世界中のコミュニティに接続しグローバルな展開を狙いたい
・新製品・サービスの認知拡大を図りたい

AWRDの特徴
・人と人をつなぎ新たな価値創出を可能に
・課題にあったテーマやプロジェクト全体の企画と設計をお手伝いします
・デザイナーから科学者までつながるイノベーションハブ
・3万人を超える世界中のクリエイターネットワーク
・20年以上に渡るクリエイタープラットフォーム運営の知見
・ディスカバリー・ジャパン株式会社、オリンパス株式会社、全日本空輸株式会社、パナソニック株式会社などとのプロジェクト実績
・募集から審査、結果発表まですべてオンラインプラットフォームで完結
・日・英の2言語に対応。世界中からアイデアを募ることができます

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