CREATIVES

  • 462

箸置きの焚き火

箸置きを焚べることで火が大きくなる、焚き火のようなガスランプ。

焚き火には囲む人々の本音を引き出し、心を開かせる不思議な力がある。
そんな力を食卓に再現し、家族に食後の団欒を生むためにデザインした。

薪を組みあげたような本体と箸置きがセットになったこのプロダクトは、双方がステンレスで出来ており、それらが実際に燃えるわけではない。箸置きを焚べるとその重さに応じガスが本体を巡り、ひび割れのようなスリットから火が溢れることで実際に薪が燃えているかのようなビジュアルを生み出している。

食事中はキャンドルのような小さな火が食卓を彩り、食後は箸置きを焚べることで大きな火を家族で囲む。
焚べるという焚き火らしい体験を与えるだけでなく、食後にその役目を失う箸置きを薪とすることで、食後の片付けの動作の中で自然と火が大きくなる。食後に生活習慣の一部として、焚き火を囲み家族で談笑する時間を作り出すプロダクト。

箸置きの焚き火

箸置きを焚べる

食後に家族の団欒を

箸置きの重みで火が大きくなる

前へ