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日本人の「感情表現」や「自己表現」が もっと上手になるには?

その他
丁寧な接客、おもてなしができるとされる日本人。察する文化とも言われている反面
なぜ日本人は欧米人と比べて感情表現や自己表現が不得意と言われることが多いのか?
たびたび耳にするこのテーマに、日本人である私は強く同意してしまいます。

そこで本起案は、相手の気持ちに気づき、自分の気持ちも上手く表現できる
そんな両極を持ち合わせた、円滑なコミュニケーションができる「日本人像」を描くことで
日常生活やビジネスシーンの不本意な誤解や争いを減らし、共通課題に目を向け
より気持ちが一致し合う共創社会の実現を目指していきます。

実体験として、私自身も就職活動中に自己PRが不得意で、とても苦労した経験があります。
不得意と言っても、もともと「考えがまとまっていない」思慮不足だったり
アピールしたいけど周りの目を気にしてしまい、謙遜や恥ずかしさから
言葉が上手くまとまらなくなってしまうなど、要因は人それぞれあると思います。

また、歴史を紐解くと、日本語と外国語の文法の違いや、農耕民族と狩猟民族の違い
他国と交わりにくい島国で培われた外部環境による傾向などなど
長い時間、積み重ねてきた習慣や文化で形成されてきた説として読み取ることができます。

しかし、それらをひとつひとつ紐解き、複合的に改善することはとても難解であると考えます。

そこで本起案は、
シンプルに感情表現や自己表現ができる「機会」を増やすことで
普段から自分の意思をまとめたり、物おじせずに互いに自己表現が円滑にし合える習慣や文化を
新たに創出していきます。

具体的には、自意識が高まる前の子供達(4歳から5歳)を対象に
コミュニケーションの重要な要素である言語(ひらがな)を最初に学ぶタイミングに合わせて
添付画像のような、非言語(感情表現)も同時に身に付けられるキャラクター(一文字かな子)の「ひらがな表」の開発します。

そうすることで、自分の気持ちと相手の気持ちを文字で楽しく学べる
新たなコミュニケーションを育む方法の一助になるのではと考えます。

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