I am I 2021 (KUNST ARZT 京都)
I am I 2021 (KUNST ARZT 京都)展示風景
I am I 2016(KUNST ARZT 京都)
I am I (KUNST ARZT 京都)performance
-
作品タイトル(日本語)
I am I
-
作品タイトル(英語)
I am I
-
制作物のコンセプトを記載してください。
-Microbes make a “macro” World- 微⽣物が作りだす壮⼤な世界
自分自身に、付着した眼に見えない微生物を、美しく、そして「奇妙」に表現した作品である。
人が直接的に触れたところに、微生物は必ず存在する。人の眼では確認することは出来ない。
しかし、科学の眼で「微生物がいた」 「菌がいた」ということの証明は、可能である。
菌(微生物)は、人と共存することで人としての生きている証であると考える。
そして、見えない命を浮き上がらせ、表現することで、「生」を痕跡としてみることも可能なのではないだろうか。
「人が居たであろう」というところを見つけ出すことそれが自分にとって制作をする糧になり今の表現に広がり続ける。
マスクの上の微生物に着目し、眼に見えないものが生き続ける奇妙な存在を表現することで、
そこには意味が生まれると信じたい。 -
制作物のコンセプトを記載してください。(英語)
-Microbes make a “macro” World-
The work expresses microbes, invisible to the naked eye, which live with us in an odd, but beautiful way.
Even the lightest touch to human skin can spark new life of microbes, to grow and spread.
We cannot recognize this.
However, using scientific methods, we can prove that these microbes really exist.
I focused on microorganisms on masks.
By expressing the existence of living things which can’t be seen with the naked eye,
there appears to be a meaning. -
作品の素材・仕様
素材:
・私
・マスク
・寒天培地
・写真 (1200mm×1200mm) -
作品の素材・仕様(英語)
Material:
・me
・Microscope
・Petri dish
・Photos (1200mm×1200mm) -
作品のリファレンスURL
-
作品の映像URL
-
公式サイト、もしくはSNSのURL
https://inoueyuri.com/
-
特別賞のテーマにどう作品が関連しているか説明文を記載
人間は普段、いろんな物を無意識に使って生活している。
人間が特に意識せずに物を使うことができるのは
物に対して知覚的な記憶(経験)を蓄積しているからだと考えられる。
また人間は身体の行動においても無意識に行っていることが多くある。
朝起きてから家を出て帰って眠るまで、または眠る事も含めて、
人間は全ての行動を自らの意識でコントロールしている訳ではない。
記憶するという人間に備わった機能を巧みに使って、
日々の生活に登場する物や行動を記号化して私たちは生活している。
おそらく、全てを考えて行動するというのは極度の負担であり
その負担を回避して過ごせるように。
このような全体的なコンセプトとして、私は掲げ作品を制作している。
「自分とは何か、人とは何か、、」
一つも物をあらゆる視点から考察することで、普段とはかけ離れた想像に掻き立てられる。
その中で、コミュニティーが生まれ、想像する場が出来上がる。
その鍵が隠せれている可能性があると信じたい。