【3/10(木)更新】:YouFab2021授賞式を開催します! 詳細はこちら
YouFab Global Creative Awardsは2012 年にFabCafeに集うクリエイター向けのコンテストとしてスタートしたアワードです。クリエイターと社会が繋がるグローバルなプラットフォームを目指しています。
YouFabでは環境、社会、経済、政治など、現在私たちの世界で実際に起きている要素とクリエイティビティが交差する作品に注目しています。今ある常識に挑戦する世界中のクリエーターを対象とし、好奇心や想像力を刺激するような、”ハックされた”新しいアイデアに期待しています。
YouFab Global Creative Awards 2021 公式サイト
アワードテーマ
Democratic experiment(s)
あなたがつくるものにとって、ステークホルダーは誰なのか。種や空間や時間の垣根を超えた対話を試みる作品を期待しています。中には直接な対話が不可能なステークホルダーもいるかもしれません。そんな存在とはどのように対話をしたらよいか、コミュニケーション方法の実験も期待しています。普遍的な解である必要はないので、あなたのローカリティから導きだせる最大限の解を教えてください。作品の形式は自由です。家具でも食べ物でも建築でも乗り物でもコミュニティでもサービスでもOKです。
YouFab2021 特別賞「Panasonic 賞」
YouFab2021 特別賞「Panasonic賞」ではYouFab2021のテーマ「Democratic experiment(s)」をテーマに、社会やくらしをより良くする作品を募集します。
「Panasonic賞」について
YouFab Global Creative Awards 2021 応募概要
応募条件
カテゴリーは問いません。どのようなジャンルの応募も受け付けます。
現在進行中の作品やプロトタイプも歓迎です。その場合、現在までのプロセスと将来の可能性を評価します。
既に公開済みの作品も応募可能です。個人、グループ、企業など制作チームの形態も自由です。
審査基準
YouFabでは革新的で、想像力をかき立て、メッセージ性のあるアイディアに期待しています。
innovative|革新性
扱う素材や関係する存在(人間、動植物、菌類、鉱物、死者など)との深い対話を通じて、革新的なアイディアを引き出しているか。環境、社会問題、経済、政治など自身の世界観のみならず社会に繋がる要素を持つ作品を期待しています。
engaging|想像力をかき立てる
今世の中で起こっていることを反映し、今日の世界を理解するために、あなたがどれだけ人々の想像力を掻き立てるかを期待しています。どれほど私たちの先入観を取り払い、未来を推測するきっかけになるか。私たちが社会から独立していると同時につながってもいることを、あなたのデザインによって人々にどれほど感じてもらえるでしょう?
Message|メッセージ性
アイディアを通してあなたが伝えたいことは何ですか?
背後にあるメッセージをどのように組み込んだのか、アイディアを通してより良い方へ改善したいルールやシステムはどんなものか。作品の目的と価値を、社会にどのように届けようとしているのか。
以下が審査基準です。
- イノベーティブであるかどうか
- オーディエンスを意識しているか
- 体験の質
- テーマの解釈
- “Fab”の精神を持ち、オープンマインドであるかどうか
賞について
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Grand Prize
1点/賞金 2000 USD + トロフィー
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First Prize
1点/ 賞金1000 USD + トロフィー
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Student Prize
1点/賞金 500 USD + 賞状
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Special Prize
1点/賞金 1000 USD + 賞状
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Finalist
数点/賞状
開催場所
panasonic center
審査員
*審判員は追加される可能性があります。
伊藤亜紗
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長 / リベラルアーツ研究教育院教授
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。WIRED Audi INNOVATION AWARD 2017、第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞(2020)受賞。第42回サントリー学芸賞受賞。
塚田有那
編集者 / キュレーター
一般社団法人Whole Universe代表理事。編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。12年より、東京エレクトロン「solaé art gallery project」のアートキュレーターを務める。16年より、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」のメディア戦略を担当。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ)、共著に『情報環世界 - 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)、編集書籍に長谷川愛『20XX年の革命家になるには-スペキュラティヴ・デザインの授業』(ビー・エヌ・エヌ)がある。大阪芸術大学アートサイエンス学科非常勤講師。 http://boundbaw.com/
Kampire Bahana
DJ / Nyege Nyege collective
東アフリカにおけるアップカミングなDJの1人であり、ウガンダ・カンパラをベースとするコレクティブ、Nyege Nyegeのコアメンバー。エネルギーに満ち溢れる、重低音を駆使したDJセットで世界中のクラブやフェスティバルから出演依頼が絶えない。 Mixmagによる「2018年にブレイクしたDJトップテン」の1人にも選ばれており、彼女のDJミックスはResident Advisor, Dekmantel and Fact Magazineなどでも取り上げられ、Pitchfork & Fact’sによる年末の2019年のベストミックスにも選ばれた。また、彼女のRinse FMにおけるレジデンシーは、Hibotep, Faizal Mostrixx & Catu Diosisなど東アフリカのDJやアーティストへの注目度の高まるきっかけとなった。
Cascoland
アーティスト、建築家、デザイナー、パフォーマー ネットワーク
Cascoland(カスコランド)は、アムステルダムを拠点とするアーティスト、建築家、デザイナー、パフォーマーなどの国際的なネットワーク)。生態学的および社会的に持続可能な社会の発展を目指し、新しいアプローチで公共空間への学際的な関わりを試みる。複数あるプロジェクトは共同代表のFiona de Bell(フィオナ・デ・ベル)とRoel Schoenmakers(ロール・ショーンメーカーズ)によって始められ、アーティストとデザイナーの学際的なチームによって実行される。芸術的な交流とコラボレーションを通じて、人々の参加や組織化、コネクション作りを促している。2004年以降、Cascoland(カスコランド)は、オランダ、南アフリカ、ブラジル、ペルー、メキシコ、ロシア、キルギス、パレスチナ、日本、そしてヨーロッパでプロジェクトを実施。