Caption
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作品タイトル(日本語)
Objects
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作品タイトル(英語)
Objects
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制作物のコンセプトを記載してください。
この《Objects》シリーズは、日常空間にある複数の置物を型取ってつくられた白い物体が水中で刻々と崩壊していく様子を、そのまま再生した無音の映像です。全体の画面を通して鑑賞すると、個々の置物は現れては崩壊し消えていく様子を繰り返し、始まりと終わりの繋ぎ目がなくエンドレスな映像となっています。観るというよりは一種の装置としての映像作品、もしくはアンビエントなものに近いと思っています。未来の壁紙のイメージです。
物質が崩れていくそのままの時間を通して、心情的な時間だけではなく、万人に与えられた肉体の変化という物理的な時間へアクセスし、普段意識しない時間を観ることを試みています。 -
制作物のコンセプトを記載してください。(英語)
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作品の素材・仕様
video data
備考:置物が映し出されるの窓の数によって、その場所に合わせてサイズが決定されます。 -
作品の素材・仕様(英語)
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作品のリファレンスURL
https://hiroshima-moca-museum.note.jp/n/na190211d0314
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作品の映像URL
https://vimeo.com/640206670
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公式サイト、もしくはSNSのURL
https://g-isayama.tumblr.com
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特別賞のテーマにどう作品が関連しているか説明文を記載
《Objects》シリーズをエンドレスな映像にしたきっかけの一つに、パナソニック アプライアンス社「Game Changer Catapult」が事業化に向けて取り組みを進めている、住空間ディスプレイ「AMP -Ambient Media Player-(アンビエントメディアプレイヤー)」の存在があります。その取り組みのイベントが京都で2017年に開催され、それに私は作家として映像作品を提供しました。その後、私は映像作品を美術館などではない場所でどう展示し得るか、様々な時間が流れる都市の中にどうすれば別の時間軸を介入させることが出来るのか、という取り組みを続けています。そして今後も公共空間における映像作品の可能性を探っていきたいことから、この賞に応募しました。