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作品タイトル(日本語)
プレハブの皮膚
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作品タイトル(英語)
Prefabricated skin
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制作物のコンセプトを記載してください。
約500個のLEDとその光を導くアクリルパイプを三次元的に構成し、抽象的な像を空間に出現させる。鑑賞者の動きや環境音を感知し、その光は脈を打つように揺れる。造形の原風景は、作者の出身地:群馬県高崎市に立つ巨大な観音像である。
パンデミックにより分たれた我々は、テクノロジーを介して対話することを余儀なくされた。しかしそれは同時に、お互いの肉体の輪郭を揺らがせ、アップデートされない記憶ばかりを不健康に増幅させていく。生物としてのなま臭さを忌避した先で、人間の姿が揺らぐ今、電気信号の狭間で我々の標となるための像を立てる。
暗闇に立つ像は、特異な時代でもなお姿を保ち続ける観音でもあり、肉体とテクノロジーの間で変質する我々の肖像でもある。 -
制作物のコンセプトを記載してください。(英語)
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作品の素材・仕様
作品サイズはW2500×D2500×H5800、空間容積はW6470mm×D9450mm×H5830mm。
約500本のアクリルパイプに一つ一つLEDを配線し、パイプに光を均一に渡すため表面にジェルメディウムを塗る手法を編み出し使用している。
全体の造形、各パーツの枝の交差、吊りに必要な座標など、インストールに関わる要素は全て事前に設計し、数値に忠実に組み立てたものである。
プログラムはMax/MSPとArduinoを使用した、「数値が入るとLEDが光る」というシンプルなものである。 -
作品の素材・仕様(英語)
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作品のリファレンスURL
https://youtu.be/HLJ_fR7XURk
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作品の映像URL
https://youtu.be/-dQNYXUbDN8
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公式サイト、もしくはSNSのURL
https://www.milliwata.com/prefabricated-skin
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特別賞のテーマにどう作品が関連しているか説明文を記載
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